ruby-trunk-changes r50141 - r50147

今日は FileUtils.mv の例外メッセージ修正などがありました。

nobu: r50141 2015-04-01 09:59:14 +0900

標準添付ライブラリ fileutils の FileUtils#mv でディレクトリを別のディレクトリの下に移動しようとして既に同名のサブディレクトリがあった時の Errno::EEXIST 例外のメッセージに含まれるパスが移動先のパスじゃなくて引数 dest の(つまり親ディレクトリまでの)パスになっていたのを修正しています。 [ruby-core:68706] [Bug #11021]

svn: r50142 2015-04-01 09:59:42 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r50143 2015-04-01 11:09:18 +0900

いまいち理解できてませんが dir.c の glob の再帰的実行のための push_glob() でコールバック関数のユーザデータ struct glob_args をさらに wrap して flags を持たせた struct push_glob_args を導入しています。

nobu: r50144 2015-04-01 11:42:19 +0900

dir.c の ruby_brace_glob_with_enc() に ruby_brace_glob0() を展開して ruby_brace_glob() から ruby_brace_glob_with_enc() を直接呼ぶようにリファクタリングしています。 flags に GLOB_VERBOSE がつくかどうかが違いだったようですが、他に呼び元がなかったのでまとめています。

nobu: r50145 2015-04-01 15:02:45 +0900

ObjectSpace.count_nodes のテストを削って(if false で分岐してテストメソッドを定義しないようにして)います。T_NODE 型のオブジェクトは AST 用途以外に使いまわさないようになったので。

nobu: r50146 2015-04-01 16:53:16 +0900

symbolic link を含むディレクトリの Dir.glob で "**" で再帰的マッチをした時の assertion を追加しています。

nobu: r50147 2015-04-01 17:14:35 +0900

defs/gmake.mk の TEST_DEPENDS の重複の除去と love check% というターゲットを CHECK_TARGET 変数にまとめるリファクタリング