今日は $SAFE = 3 に続き $SAFE = 2 も廃止されている他 define_method や define_singleton_method の暗黙のブロックの渡しかたの禁止などの仕様変更がありました。
nobu: r50953 2015-06-18 22:30:44 +0900
enc/make_encmake.rb で encdb と transdb は常にターゲットに含めるようにしています。
nobu: r50954 2015-06-18 22:35:47 +0900
common.mk の enc.mk の生成のための enc/make_encmake.rb の実行時のコマンドラインオプションの順番を修正しています。 enc/make_encmake.rb をみるとオプションの他には1つしか引数を受け取らないみたいなので。 しかし $(ENCS) に入ってるのってオプションなんでしょうか。 --encs かな。どこで設定されるのかわからなかった…。
nobu: r50955 2015-06-18 22:45:26 +0900
標準添付ライブラリ un (コマンドラインオプションの -run でロードするための名前)で、デフォルトのポート番号を 8080 に変更しています。
nobu: r50956 2015-06-18 22:58:26 +0900
標準添付ライブラリ un で DocumentRoot を指定する引数が省略された時はカレントディレクトリ(".")を利用するようにしています。
mame: r50957 2015-06-18 23:03:51 +0900
enc/make_encmake.rb に --transes と --no-transes というオプションを追加して trans と atrans の追加削除を指定できるようにしています。
hsbt: r50958 2015-06-18 23:21:03 +0900
先日の $SAFE = 3 に続き今度は $SAFE = 2 を廃止しています。
nobu: r50959 2015-06-18 23:25:54 +0900
ext/extmk.rb で --with-ext や --without-ext の引数が効かなくなっていたのを修正しています。 [ruby-dev:49108] [Bug #11280]
nobu: r50960 2015-06-18 23:33:12 +0900
r50958 の $SAFE = 2 の廃止の追加。 RUBY_SAFE_LEVEL_CHECK() の展開に使う関数名を変更に追随させています。また rb_proc_t::safe_level のコメントも修正しています。
usa: r50961 2015-06-18 23:39:21 +0900
r50958 の $SAFE = 3 の廃止に追随して Thread#safe_level のサンプルも修正しています。
kazu: r50962 2015-06-18 23:47:37 +0900
r50958 の $SAFE = 2 の廃止に追加。 safe.c の safe-level の rdoc 用コメントから 2 を削っています。
kazu: r50963 2015-06-18 23:53:26 +0900
bin/erb でも $SAFE = 2,3 の廃止に追随して -S オプションのチェックとヘルプメッセージを修正。
ko1: r50964 2015-06-19 06:36:49 +0900
make test (bootstraptest) でも $SAFE = 2 の廃止によって不要になったテストを削除しています。
svn: r50965 2015-06-19 06:38:38 +0900
version.h の日付更新。
nobu: r50966 2015-06-19 07:58:14 +0900
r50959 の再修正。 ext/extmk.rb で --with-ext が指定されてない時のデフォルトを全ての拡張ライブラリをビルドするように修正しています。 [ruby-dev:49108] [Bug #11280]
nobu: r50968 2015-06-19 13:54:23 +0900
proc.c の proc_new() で警告と例外で共通のメッセージを static 変数に切り出して共有するようにリファクタリングしています。
nobu: r50969 2015-06-19 13:55:01 +0900
Module#define_method に渡された名前を ID 化して immortal symbol にしてしまわないようにしています。
nobu: r50970 2015-06-19 14:22:06 +0900
test/ruby/test_method.rb の Module#define_method などのテストのメソッドを分割しています。
nobu: r50971 2015-06-19 14:53:41 +0900
Module#define_method と Object#define_singleton_method は、第2引数の Proc, Method オブジェクトやブロックなしで呼び出された場合、呼び出したメソッドに渡されたブロックを暗黙のうちに渡してしまうそうなのですが(つまりメソッド呼び出しをまたいでブロックが伝播される)、これをやめて例外を発生させるようにしています。 またコメントによると Proc.new も同様にブロックなしで呼ばれた時に警告を出しているのを、将来的には例外を発生させるようにするつもりみたいです。 [ruby-core:69655] [Bug #11283]
nobu: r50972 2015-06-19 15:04:00 +0900
rubygems のテストで DH Key の鍵長が短くてエラーになるのを回避するため、コールバックに渡されたサイズで OpenSSL::PKey::DH を作成するようにしています。
nobu: r50973 2015-06-19 15:11:29 +0900
r50971 で追加したテストで初期化忘れていた変数があったのを修正しています。 [ruby-core:69655] [Bug #11283]
nobu: r50974 2015-06-19 17:12:54 +0900
拡張ライブラリを用いた GVL のテストで sleep した時間のチェックの厳しさを緩めています。