ruby-trunk-changes r50975 - r50981

今日は Solaris での子プロセスの exec 時のデッドロックの修正などがありました。

kazu: r50975 2015-06-20 01:24:33 +0900

NEWS ファイルに $SAFE = 3 と $SAFE = 2 の廃止について追記しています。

svn: r50976 2015-06-20 01:24:48 +0900

version.h の日付更新。

ngoto: r50977 2015-06-20 02:49:27 +0900

Solaris 10 では execv(3) は async-signal-safe ではないそうで、ALWAYS_NEED_ENVP というマクロを 1 に定義して、常に環境変数の文字列を用意して execve(2) を利用するようにしています。 子プロセスの生成でデッドロックすることがあったということから困難な調査を経て修正に至ったようですが、まだデッドロックは完全に終了されていないそうでチケットは reopen されています。 [ruby-dev:49089] [Bug #11265]

mame: r50978 2015-06-20 04:02:45 +0900

enc/make_encmake.rb で enc/ の下のエンコーディング名のソースコードを列挙する所で encinit.c を除外するようにしています。

ktsj: r50979 2015-06-20 17:32:54 +0900

Object#taint の rdoc 用コメントに $SAFE = 3 の記述があったので削除しています。

kazu: r50980 2015-06-21 00:48:19 +0900

r50977 の ChangeLog エントリの typo 修正。

svn: r50981 2015-06-21 00:48:45 +0900

version.h の日付更新。