ruby-trunk-changes r53604 - r53609

今日は Marshal.load の第2引数の Proc オブジェクトを渡した時の同一オブジェクトの参照を load した時の挙動の修正がありました。

nobu: r53604 2016-01-21 15:23:18 +0900

r53084 で open の :encoding オプションの指定に UTF でないエンコーディングと BOM の指定があったら警告を出すようにしてましたが、そのテストを追加しています。

svn: r53605 2016-01-21 15:23:19 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r53606 2016-01-21 15:58:03 +0900

r53602 で common.mk から Makefile.in に移動した update-config_files というターゲットをまた Makefile.in に戻しています。 .travis.yml のために必要とのこと。うーん確かに .travis.yml では autoconf の前に(つまり configure より前に) make -f common.mk と common.mk を指定して update-config_files をビルドしているコマンドがありますね。

naruse: r53607 2016-01-21 16:40:17 +0900

r53451 と同様に Makefile.in の bsdmake に対応するための変数に置換展開時に "@" を使わないようにしています。

naruse: r53609 2016-01-21 17:36:01 +0900

Marshal.load の第2引数で渡す Proc オブジェクトで load したオブジェクトを置換できる機能で、同一のオブジェクトを Marshal.dump した時に参照をダンプする TYPE_LINK を load した時にもこの Proc オブジェクトが返したオブジェクトを load 結果に反映させるようにしています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1204
Marshal.load が Proc オブジェクトを受け取って変換できるの知らなかった…。