ruby-trunk-changes r53610 - r53618

今日は正規表現の名前つき capture で "@" つきの名前を利用できるようにする修正や、AppVeyor を使った Windows 版の CI の導入などがありました。

naruse: r53610 2016-01-22 01:09:09 +0900

正規表現の名前つき capture で '@' からはじまる文字列を名前に利用することができるようにしています。 [ruby-core:72705] [Feature #11949]

svn: r53611 2016-01-22 01:09:10 +0900

version.h の日付更新。

naruse: r53612 2016-01-22 15:09:19 +0900

appveyor.yml を追加しています。 AppVeyor とは Travis CI みたいな CI サービスで、Windows プラットフォームが利用できるみたいです。 https://www.appveyor.com/
これをみると Windows 上での ruby のビルド方法の参考にもなりそうですね。

naruse: r53613 2016-01-22 15:26:57 +0900

r53612 で追加した appveyor.yml ですが msvc というブランチのみビルドするように指定されていたのを削除して、trunk もビルドするようにしています。未指定の時は全ブランチがビルドされるのかな。

naruse: r53614 2016-01-22 16:02:37 +0900

README.md に Travis-CI と AppVeyor でのテストの結果を表示するバッジを追加しています。

nobu: r53615 2016-01-22 17:33:55 +0900

ruby_assert.h というヘッダを追加して RUBY_ASSERT() というマクロを定義しています。 rb_bug() の時と同様にバックトレースなどを表示して終了するようです。

nobu: r53616 2016-01-22 17:37:36 +0900

vm_core.h で定義しています VM_ASSERT() を r53615 で追加した RUBY_ASSERT_WHEN() を使って実装するように変更しています。

nobu: r53617 2016-01-22 20:22:27 +0900

common.mk で probes.dmyh のターゲットに {$(VPATH)} つきで記述していましたが、依存関係だけこっちに書いて、実行するコマンドはただ probes.dmyh だけ書いたターゲットに書くようにしています。 nmake でのビルド用だそうです。うーむ、むずかしい…。

nobu: r53618 2016-01-22 21:30:31 +0900

これも r53617 と同様の nmake 対応で common.mk の ext/rbconfig/sizeof/sizes.c のターゲットを {$(VPATH)} を prefix にするようにして、ext/rbconfig/sizeof/depend のほうで依存関係を記述する時には逆に {$(VPATH)} を外すようにしています。