ruby-trunk-changes r53619 - r53639

今日は Range#=== の不具合修正のほか、主に AppVeyor での Windows CI 向けのビルドシステム修正などがありました。

nobu: r53619 2016-01-22 23:28:31 +0900

win32/configure.bat に --with-libdir というオプションを追加してインストール先のディレクトリ(デフォルトは lib)を変更できるようにしています。

svn: r53620 2016-01-22 23:28:33 +0900

r53619 の win32/configure.bat の変更に反応して svn さんが改行コードを LF に変更してしまったようです。

nobu: r53621 2016-01-22 23:40:47 +0900

r53620 で win32/configure.bat の改行コードが変換されてしまった対策として svn property の eol-style を設定して、改行コードを戻したようです。

svn: r53622 2016-01-22 23:40:48 +0900

と、思ったらまた win32/configure.bat の改行コードが変換された模様。

nobu: r53623 2016-01-23 00:13:16 +0900

r53620 や r53622 で configure.bat の改行コードが LF に変換されたことで goto コマンド? が正しく動作しなくなってしまっているので、セミコロンで明示的に文末を指定するようにしています。

svn: r53624 2016-01-23 00:13:17 +0900

win32/configure.bat の行末の空白除去。

svn: r53625 2016-01-23 00:13:17 +0900

version.h の日付更新。

shugo: r53626 2016-01-23 00:49:49 +0900

r53620、r53621、r53622 などの win32/configure.bat の改行コード変換の問題ですが svn:eol-style という svn property に設定することで変換を回避するようにしたようです。 svn: の prefix が必要だったんですね。

nobu: r53627 2016-01-23 11:15:56 +0900

r53624 の win32/configure.bat の行末の空白除去は、必要な空白だったようで(コミットログをよむとなぜか必要、みたいな感じですが)その後に "//" を追加しています。これは行コメントかな。

nobu: r53628 2016-01-23 11:30:07 +0900

標準添付ライブラリ csvCSV::HeaderConverters の rdoc 用コメントで :symbol の説明に前後の空白は除去されることを追記しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1215

nobu: r53629 2016-01-23 11:43:34 +0900

r53614 で追加した README.md の Travis-CI のバッジの拡張子を .png から .svg に変更しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1214 https://github.com/ruby/ruby/pull/1216

kazu: r53630 2016-01-23 14:19:42 +0900

r53629 の ChangeLog エントリの typo 修正。

duerst: r53631 2016-01-23 16:30:32 +0900

tool/downloader.rb の変数名の変更やドキュメントの追加など。

nobu: r53632 2016-01-23 17:18:17 +0900

appveyor.yml で configure.bat の --without-ext に gdb, gdbm, readline, tk/tkutil などを指定してこれらの拡張ライブラリはビルドしないように指定しています。

duerst: r53633 2016-01-23 18:32:44 +0900

common.mk の update-unicode の依存関係をタイムスタンプファイルを利用するのをやめています。うーんたぶんこれ深淵な理由があってこうなってるので戻しちゃうとどこかで問題が起きるのでは。 [Bug #12007]

duerst: r53634 2016-01-23 18:38:50 +0900

r53633 の ChangeLog エントリの時刻修正と、チケット参照を追加しています。 [Bug #12007]

shugo: r53635 2016-01-23 20:16:09 +0900

r51585 を revert しています。 Range#=== で再定義されていなかったら range_include() という関数を直接呼び出すようにしていたのをやめて rb_funcall() でメソッド呼び出しするようにしています。 Range の範囲として Date などを使った時にうまく動作しなかったようです。 [ruby-core:72908] [Bug #12003]

shugo: r53636 2016-01-23 20:19:22 +0900

r53635 の ChangeLog エントリの typo 修正。

hsbt: r53637 2016-01-23 20:55:32 +0900

r53633 の make update-unicode の変更はやはり CI で問題があったようで revert されています。

nobu: r53638 2016-01-23 22:27:13 +0900

appveyor.yml でビルドに必要なライブラリのインストール先として /usr/{bin,include,lib} を用意してそこにコピーすることで configure.bat のオプションをシンプルにしています。

nobu: r53639 2016-01-23 22:31:51 +0900

Array#keep_if のテストを追加しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1218