今日は Symbol#to_proc で作った Proc オブジェクトの Proc#binding の不具合修正、alias や undef が %s による Symbol リテラルも受け付けるようにする変更などがありました。
duerst: r54123 2016-03-16 15:44:05 +0900
String#upcase, #downcase, #capitalize, #swapcase などのテストに特殊な文字を含む文字列を使ったテストを追加し、既存のテストで文字列の破壊的操作メソッドを呼ぶ前に dup してなかったのを修正しています。
duerst: r54124 2016-03-16 17:57:34 +0900
同じく String#upcase, #downcase, #capitalize のテストで cherokee (チェロキー文字?)を含む文字列に対するものを追加しています。
duerst: r54125 2016-03-16 17:58:56 +0900
test/ruby/enc/test_case_mapping.rb のユーティリティメソッド check_capitalize_suffixes でループの条件が反転していて全くループの内容が実行されていなかったのを修正しています。
svn: r54126 2016-03-16 17:58:57 +0900
version.h の日付更新。
duerst: r54127 2016-03-16 18:42:45 +0900
r54124 で追加した Cherokee のテストでコメントアウトされていた downcase のテストを実行するようにしています。
nobu: r54128 2016-03-16 20:03:38 +0900
Symbol#to_proc で作った Proc オブジェクトに対して binding を呼ぶと SEGV していた不具合を修正しています。 proc_binding() で proc->block.iseq に Symbol が入っているケースを考慮するようにしています。 [ruby-core:74100] [Bug #12137]
naruse: r54129 2016-03-16 21:42:15 +0900
enc/trans/JIS/JISX*.src や enc/trans/JIS/UCS%JISX*.src のヘッダ部分のコメントの copyright などの表記を更新しています。 ざっと読んだだけですがチケットの報告者によればこれらは Unicode.org の再配布不可なバージョンのファイルで、新しいバージョンのものを含めるべきだということで更新したみたいです。 [ruby-core:72379] [Bug #11844]
svn: r54130 2016-03-16 21:42:16 +0900
r54129 の行末の空白除去。
nobu: r54131 2016-03-16 23:10:27 +0900
alias や undef は識別子をそのまま書くこともできますが Symbol を受け取ることもできる、はずなのですが %s{} のような %s のリテラルで書かれた Symbol は受け付けず SyntaxError になっていたのを修正しています。
nobu: r54132 2016-03-16 23:51:40 +0900
r54129 で更新した trans/*.src の一部に © や ® など非 ASCII 文字が含まれていたので tool/transcode-tblgen.rb 読み込む時にバイナリモードで open するように修正しています。
nobu: r54133 2016-03-17 00:04:11 +0900
tool/transcode-tblgen.rb で trans/*.src を読み込んでいるところで例外を発生させる時に表示する文字列の行末の改行を削るようにしています。
svn: r54134 2016-03-17 00:04:11 +0900
version.h の日付更新。
