ruby-trunk-changes r54223 - r54230

今日は主に昨日の time.c の変更の 32bit 環境での不具合修正と lambda のブロックのインデント対応チェックの追加などがありました。

nobu: r54223 2016-03-22 10:11:03 +0900

r54195 でテストに --verbose オプションを渡した時にテストケースでエラーがあった時の即時の出力を抑制していましたが、そうではなくて同じ行に progress を上書き出力している時に抑制するように条件を調整しています。

usa: r54224 2016-03-22 10:24:55 +0900

r54218 で time.c の divmodv() で rb_fix_divmod_fix() を利用する分岐で rb_fix_divmod_fix() の戻り値を return していましたが divmodv() は void 型の関数なので値はかえさないので空の return 文に変更しています。

usa: r54225 2016-03-22 10:37:01 +0900

r54220 で time.c の wdiv() や wmod() を wdivmod0() を利用するようにした変更で wdivmod0() は第3引数、第4引数に NULL を渡すと SEGV していたのでダミーのポインタを渡すようにしています。 wdivmod0() で NULL チェックするのは分岐を増やすのをさけるためにしていないようです。

usa: r54226 2016-03-22 11:41:24 +0900

r54221 での time.c の wmul() のオーバフローチェックの条件が反転していた不具合を修正。

nobu: r54227 2016-03-22 14:13:55 +0900

インデントがつりあっているかのチェックをして警告する機能のテストで begin と end のインデントでのみテストしていたのを if, for, while, def, class, module などと end の対応もテストするようにしています。

nobu: r54228 2016-03-22 14:19:01 +0900

lambda の ->() 記法でもブロックの do..end や { } のインデントが揃っているかチェックと警告の対象にしています。

duerst: r54229 2016-03-22 21:08:30 +0900

enc/unicode/case-folding.rb および enc/unicode.c に titlecase 用の ONIGENC_CASE_IS_TITLECASE フラグの対応を追加しています。

svn: r54230 2016-03-22 21:08:31 +0900

r54229 の ChangeLog エントリの行末の空白除去。