ruby-trunk-changes r55822 - r55828

今日は定数 TRUE, FALSE, NIL を deprecated にして警告が出力されるようにしたり、拡張ライブラリ openssl で SSL_write() の未定義挙動を踏まないようにする修正などがありました。

normal: r55822 2016-08-07 06:50:10 +0900

拡張ライブラリ openssl で SSL_write() の第3引数のバッファサイズ num=0 で呼び出すと結果が未定義なので、ossl_ssl_write_internal() で呼び出し前のチェックして呼ばないようにしています。 [ruby-core:76751] [Bug #12660]

svn: r55823 2016-08-07 06:50:11 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r55824 2016-08-07 18:08:29 +0900

定数 TRUE, FALSE, NIL を deprecate 定数として参照すると警告が出るようにしています。将来の廃止に向けてとりあえず警告が出るようにしています。予約語の true, false, nil を利用しましょう。 [ruby-core:76318] [Feature #12574]

nobu: r55825 2016-08-07 19:04:41 +0900

r52161 の OS/2 サポート終了に伴い不要になっていた ext/extmk.rb の sysquote というメソッドを削除しています。 OS/2 以外ではなにもしないメソッドとして残されてました。

nobu: r55826 2016-08-07 19:05:57 +0900

ext/extmk.rb でブロックパラメータで外部の変数を遮蔽していたのを変数名を変えて回避して、警告を抑制しています。

nobu: r55827 2016-08-07 19:34:10 +0900

tool/vcs.rb で未使用の変数の代入を特別な変数 _ を使って受けるようにして警告除去しています。

nobu: r55828 2016-08-07 19:34:11 +0900

basictest/runner.rb と bootstraptest/runner.rb で警告オプションを -W1, $VERBOSE = false にして警告を抑制するようにしています。