ruby-trunk-changes r57160 - r57169

今日は主にテストのオプションの追加などがありました。

naruse: r57160 2016-12-23 23:54:04 +0900

AIX でのテストの失敗の回避のために test_io_select_with_many_files のタイムアウトをさらにのばしています。

naruse: r57165 2016-12-24 01:09:09 +0900

.travis.yml にテスト対象のブランチとして ruby_2_4 を追加しています。

svn: r57166 2016-12-24 01:09:10 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r57167 2016-12-24 09:50:59 +0900

ruby のテスト用のライブラリ test/lib/test で --repeat-count というオプションを追加して、繰り返しテストを実施することができるようにしています。たぶんテストでたまにしか起きないエラーの調査のためとかですかね。

nobu: r57168 2016-12-24 09:51:01 +0900

ruby のテスト用のユーティリティ EnvUtil の invoke_ruby に子プロセスのタイムアウトを増減させる EnvUtil.subprocess_timeout_scale という属性を追加して、Test::Unit に --subprocess-timeout-scale オプションを追加してこれをセットするようにしています。 環境変数 RUBY_TEST_SUBPROCESS_TIMEOUT_SCALE でも設定できるようです。 RubyCI でテストを実行しているプラットフォームによっては処理に時間がかかるのでタイムアウトを伸ばすということがよくあるので、個別に伸ばすのではなくてこのパラメータで子プロセスを起動するテストでは一律タイムアウトを伸ばそうということでしょう。

nobu: r57169 2016-12-24 18:22:21 +0900

r57167 の続きで --repeat-count オプションと --jobs で並列テストと併用した時に、 @options[:parallel] が上書きされていたので最初のテストのみ並列化が有効になるようになっていたので、終了後に元に戻すように修正しています。