ruby-trunk-changes r57323 - r57328

今日は標準添付ライブラリ resolv の不具合修正などがありました。

nobu: r57323 2017-01-14 11:06:22 +0900

net/protocol と open-uri のテストで StringIO のオブジェクトを作るところに "".dup を渡すようにしていましたが、引数を省略するようにしています。
また zlib のテストで magic comment frozen_string_literal を true に変更して String.new を使ったりするようにしています。

svn: r57324 2017-01-14 11:06:23 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r57325 2017-01-14 11:26:48 +0900

標準添付ライブラリ resolv の Resolv::DNS::Message.decode で不正な RDATA をデコードした時に Resolv::DNS::DecodeError 例外を投げなおすように修正しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1511

nobu: r57326 2017-01-14 11:26:49 +0900

標準添付ライブラリ resolv の Resolv::DNS::Message::MessageDecoder でインスタンス変数 @data の文字列オブジェクトはバイト列として扱うべきものなので length のかわりに bytesize を使ったり [] のかわりに getbyte を使ったりと利用するメソッドを変更しています。

nobu: r57327 2017-01-14 15:13:23 +0900

r57322 の tool/rbinstall.rb の再修正。 $script_installer に格納する Struct を利用したインスタンスruby_install_name という属性も必要だったので Struct の属性に追加しています。

nobu: r57328 2017-01-14 18:38:56 +0900

r57323 のテストの変更を revert しています。 StringIO.new の引数を省略すると、そのエンコーディングは IO.default_external を使うのでスクリプトエンコーディング(デフォルトは UTF-8)を使う "".dup を渡すのとは厳密には異なるのでした。