ruby-trunk-changes r57428 - r57441

今日は拡張ライブラリや bundled gem のビルド関係のビルドプロセスの修正などがありました。

kou: r57428 2017-01-26 21:47:51 +0900

標準添付ライブラリ rss/atom の rdoc 用コメントにリファレンスの URL や説明を追記しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1520

kazu: r57429 2017-01-27 00:14:00 +0900

標準添付ライブラリ weakref とそのテストの magic comment frozen_string_literal を true に変更しています。

svn: r57430 2017-01-27 00:14:01 +0900

version.h の日付更新。

kazu: r57431 2017-01-27 00:14:02 +0900

標準添付ライブラリ weakref の rdoc コメントに例として Fixnum というクラス名が使われているところがあったので Integer に変更しています。

kazu: r57432 2017-01-27 09:29:21 +0900

拡張ライブラリ date に同梱されている ruby スクリプトと date のテストの magic comment frozen_string_literal を true に変更しています。

nobu: r57433 2017-01-27 11:55:02 +0900

r57424 で bundled gem の並列ビルドの対応で template/configure-ext.mk.tmpl を書き換えた部分で名前とディレクトリ名の指定が反対になってたのを修正し、またディレクトリパスの最後の "/" を削って exts に格納するようにしています。

nobu: r57434 2017-01-27 12:24:43 +0900

Enumerable#min, #min_by, #max, #max_by の rdoc 用コメントに引数 n が指定された場合の戻り値がソート済みである点を追記しています。 [ruby-core:79274] [Bug #13161]

nobu: r57435 2017-01-27 12:24:44 +0900

enum.c のインデント修正。

nobu: r57436 2017-01-27 12:24:45 +0900

enum.c の rb_nmin_run() で戻り値の配列オブジェクトの klass をセットするのに RBASIC_SET_CLASS() マクロを利用して Write Barrier つきでセットするように修正しています。

nobu: r57437 2017-01-27 14:01:18 +0900

ruby 本体の test の Thread, fd などのリークのチェックに使う test/lib/leakchecker.rb で Tempfile のリークのチェックで Tempfile#path を無条件で呼んでいて Tempfile.allocate でオブジェクトの確保だけして初期化していない Tempfile オブジェクトがあった場合にエラーになるので、インスタンス変数の存在チェックをしてから呼ぶように修正しています。

nobu: r57438 2017-01-27 16:16:36 +0900

template/exts.mk.tmpl で GNU Make でない make 向けに -C オプションのかわりに cd を使うように書きかえています。

nobu: r57439 2017-01-27 16:23:21 +0900

template/exts.mk.tmpl で ext.mk を解析する時に ruby コマンド部分を RbConfig::CONFIG['EXEEXT'] を考慮してパースするように対応しています。

nobu: r57440 2017-01-27 16:51:58 +0900

r57439 で template/exts.mk.tmpl の all, static ターゲットの依存関係を消してましたが rubies という依存関係を追加しています。 rubies なんてターゲットあったんだ…。

nobu: r57441 2017-01-27 17:05:06 +0900

r57424 の bundled gem の並列ビルド対応で --static-linked-ext の対応を修正。 gem の時に static link してしまわないようにしているものと思われます。