ruby-trunk-changes r59162 - r59167

今日は標準添付ライブラリ delegator で eql? も委譲するようにする変更などがありました。

nobu: r59162 2017-06-23 20:56:48 +0900

AST のノードの種類に演算子っぽいメソッドの呼び出し専用の NODE_OPCALL という type を追加して通常の recv.meth のような呼びかたをしている時と区別がつくようにしています。 演算子的なメソッドを forwardable で def_delegator に渡すと意図しない警告が出てしまうのを避けるためみたいです。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1660

nobu: r59163 2017-06-24 00:08:50 +0900

r59145 で追加した標準添付ライブラリ shell のテストで、実行するコマンドのファイル名に拡張子 ".cmd" を追加するようにしています。 Windows では拡張子が必要だったとのこと。

svn: r59164 2017-06-24 00:08:51 +0900

version.h の日付更新。

normal: r59165 2017-06-24 05:59:00 +0900

Queue#close の rdoc 用コメントの説明で close した Queue に要素を追加しようとした時の挙動が間違ってたので修正しています。 [ruby-core:81749] [Misc #13673]

nobu: r59166 2017-06-24 10:44:49 +0900

mspec で子プロセス起動時に close_others: false を追加し忘れてた部分があったので再度追加しています。

nobu: r59167 2017-06-24 12:35:29 +0900

標準添付ライブラリ delegate.rb で to_s, inspect, =~ や <=> と同じく eql? も委譲するようにしています。 またこれにあわせて rubyspec のテストも変更しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1564 [ruby-core:76950] [Bug #12684]