ruby-trunk-changes r63465 - r63468

今日は get_insn_info_succinct_bitvector() の SEGV する可能性があった不具合修正などがありました。

nobu: r63465 2018-05-19 09:22:39 +0900

標準添付ライブラリ fileutils の Windows 環境かどうか判定する fu_windows? というメソッドですが、判定方法は RbConfig::CONFIG["host_os"] か RUBY_PLATFORM の値で、これはプロセス内で変化しないはずのものなので、メソッド内で分岐して判定していたのをメソッド定義自体を分岐して true or false のリテラルで返すメソッドを定義するようにしています。あと bccwin と emx というプラットフォームは判定から削っています。 emx って先日特別処理を削った OS/2 emx ですよね。OS/2 って Windows とか DOS の系譜なのか。

svn: r63466 2018-05-19 09:22:40 +0900

version.h の日付更新。

yui-knk: r63467 2018-05-19 11:47:26 +0900

vm_core.h で struct rb_execution_context_struct の前方宣言が重複していたので後のほうのを削除しています。

yui-knk: r63468 2018-05-19 12:43:00 +0900

get_insn_info() の succinct bitvector による実装の時(今はデフォルトはこれです)のデバッグ用の出力が有効な時に VM_CHECK_MODE が 0 だと body->insns_info.positions が解放済みなのにメモリを参照してしまっていた不具合を修正しています。