ruby-trunk-changes r63663 - r63671

今日は flip-flop 演算子を deprecated にして警告を出すようにする変更などがありました。

nobu: r63663 2018-06-14 22:10:25 +0900

random.c の fill_random_seed() および mjit.c の real_ms_time() で gettimeofday(2) のかわりに clock_gettime(2) が使えればそちらを使うようにしています。

nobu: r63664 2018-06-15 09:06:33 +0900

template/fake.rb.in で RUBY_DESCRIPTION を偽装する時の RubyVM::MJIT の参照前に defined? で定義されてるかチェックするようにしています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1891

svn: r63665 2018-06-15 09:06:34 +0900

version.h の日付更新。

kazu: r63666 2018-06-15 09:19:05 +0900

README.md および README.ja.md のサポートプラットフォームについてのリンク先を bugs.ruby-lang.org の Wiki から GitHubリポジトリのファイルへのリンクに変更しています。

mame: r63667 2018-06-15 17:53:15 +0900

flip-flop 演算子を parse 時点で警告を出力するようにしています。 [Feature #5400]

mame: r63668 2018-06-15 17:53:16 +0900

r63667 の続き。 テストと rubyspec の flip-flop 演算子の警告を抑制する対応。 [Feature #5400]

mame: r63669 2018-06-15 17:53:17 +0900

ext/ripper/tools/preproc.rb や template の ERB テンプレートなどで flip-flop を使っていたところを、flip-flop 演算子を使わないように書き換えています。使ってるところあったんだなぁ。

nobu: r63670 2018-06-15 19:15:40 +0900

r63663 の続き。 HAVE_GETTIMEOFDAY のチェックを追加したので win32/Makefile.sub で生成する config.h にこのマクロの定義を出力するようにしています。

nobu: r63671 2018-06-15 19:35:13 +0900

r63663 の続きで rubyspec で :GETTIMEOFDAY_BASED_CLOCK_REALTIME を指定して Process.get_gettime や Process.clock_getset を呼ぶ時のテストで Errno::EINVAL が発生しても無視するようにしています。 SUSv4 から gettimeofday(2) は obsolete になっていて、将来なくなる可能性があるからとのこと。