ruby-trunk-changes r64593 - r64596

今日はテスト用 assertion メソッドでのキーワード引数の扱いの修正や macOS での乱数生成の Security.framework 利用などがありました。

normal: r64593 2018-08-31 04:14:37 +0900

r64589 で fork 時に rb_thread_t::root_fiber を現在の Fiber にセットしなおす変更で、そもそも Fiber を使ってなかった場合は root_fiber の生成は遅延されてて NULL なのでチェックして触らないようにしています。 [ruby-core:88722] [Bug #15041]

svn: r64594 2018-08-31 04:14:38 +0900

version.h の日付更新。

mame: r64595 2018-08-31 13:31:45 +0900

テスト用ライブラリ test/lib/test/unit/assertions.rb の assert_valid_syntax で prepare_syntax_check に引数を委譲する時にキーワード引数を rest 引数として渡すようになってたのを明示的に ** で受け取って ** つきの splat 引数渡しするようにしています。Ruby 3 でキーワード引数の仕様を変更したいと Matz が言っていたので、今のうちに問題のある呼びかたは撲滅しておこうということですかね。

nobu: r64596 2018-08-31 18:56:24 +0900

macOS で SecRandomCopyBytes() というライブラリ関数が利用できる場合はこれを使って乱数生成するようにしています。 Security.framework の関数みたいで、検索すると SecRandomCopyBytes は Swift の関数のドキュメントが出てきますね。