ruby-trunk-changes 2019-11-04

今日は racc が生成するスクリプトの行末の空白を抑制する修正や、ドキュメントの修正などがありました。

[f8b3d7d159] Nobuyoshi Nakada 2019-11-03 13:53:17 UTC

doc/regexp.rdoc のバックスラッシュによるエスケープの説明にバックスラッシュつきのエスケープシーケンスについても少し追記しています。ほとんどはダブルクオーテーションによる文字列リテラルと同一ですが \s はちょっと意味が異なる(文字列においては \s は空白文字を表すけど正規表現リテラル内では空白やタブを含む空白文字という文字クラスにマッチする)のを追記しています。

[7b2cd548aa] Nobuyoshi Nakada 2019-11-03 14:18:01 UTC

同じく doc/regexp.rdoc のエスケープシーケンスの説明に \R と というのを追加しています。任意の改行っぽいものにマッチするパターンです。

[5a7487bdcd] Nobuyoshi Nakada 2019-11-03 14:20:01 UTC

Regexp のテストに \R にマッチする文字の種類についてのテストを追加しています。 Unicode の改行的な意味を持つ文字のテストも追加しています。

[df62d6522a] Nobuyoshi Nakada 2019-11-04 00:14:18 UTC

process.c の check_exec_redirect_fd() 内でオブジェクトの型をチェックして IO でなかったら to_io メソッドで変換する処理を rb_io_check_io() という専用の関数を呼ぶようにリファクタリングしています。

[046be65c08] git 2019-11-04 00:18:29 UTC

version.h の日付更新

[cbbdb4e5a2] Nobuyoshi Nakada 2019-10-30 15:54:50 UTC

標準添付ライブラリ racc で生成するソースコードの行末の空白ができないように修正しています。

[823f25bb96] Nobuyoshi Nakada 2019-11-04 00:38:34 UTC

tool/sync_default_gems.rb で git fetch コマンドを実行するのにバッククオートを利用していたのを Kernel#system を使うように修正しています。コミットログをみると標準出力を端末に表示させるためみたいですね。

[ffa9298076] Nobuyoshi Nakada 2019-11-04 07:38:36 UTC

lib/rexml/text.rb の REXML::Text#initialize で else のかわりに elsif と書いてしまっていて条件部として else の内容を実行してしまっていたのを修正しています。まあ raise してるので結果は同じなわけですが。

[cf377c5556] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-11-04 08:12:18 UTC

Fiber#transfer の rdoc 用コメントの typo 修正。