ruby-trunk-changes 2019-12-24

今日は主にリリースに向けて NEWS ファイルの整理とか irb の起動時のメッセージの削除、reline の Ctrl-D の挙動の強化などがありました。

[de1a462454] Marcus Stollsteimer 2019-12-23 13:45:24 UTC

NEWS ファイルのマークアップや整形、文法の修正など。

[9a42e0c7ed] Marcus Stollsteimer 2019-12-23 13:46:58 UTC

NEWS ファイルの Pathname.glob の変更についての記述にチケット参照を追加しています。 [ruby-core:85131] [Feature #14405]

[16fddfe352] Marcus Stollsteimer 2019-12-23 14:02:59 UTC

Comparable の rdoc 用コメントの文法修正。

[f201700051] Koichi Sasada 2019-12-23 19:16:40 UTC

NEWS ファイルの method cache の変更による高速化の記述を Implementation improvements のセクションの RubyVM の項目として移動しています。

[aa01441fd2] git 2019-12-23 19:17:11 UTC

version.h の日付更新

[ba9ccef818] Marcus Stollsteimer 2019-12-23 21:04:59 UTC

doc/bug_triaging.rdoc の ruby -> Ruby の表記変更やそのほか文法の修正など。

[a7b5018495] Marcus Stollsteimer 2019-12-23 21:07:02 UTC

同じく doc/globals.rdoc でも ruby -> Ruby の表記の変更。

[df6f5c44af] Marcus Stollsteimer 2019-12-23 21:41:58 UTC

Thread クラスの rdoc 用コメントのサンプルコード内で省略を意味する "..." が書かれてたのを、実際に実行可能なコードにするため sleep に差し替えています。

[819b604037] Marc-Andre Lafortune 2019-12-23 07:34:16 UTC

キーワード引数と通常引数の変換時の警告メッセージを deprecated 警告としてわかりやすいメッセージに変更しています。

[e50e552693] aycabta 2019-12-23 22:00:35 UTC

rdoc の ruby スクリプトの簡易パース用の処理で、定数に対して Const::() のように書くことで call メソッドを呼び出す記法に対応しているようです。

[adc9b3ca7f] aycabta 2019-12-23 22:41:37 UTC

同じく rdoc の ruby スクリプトの parser で定数の名前空間の A::B のような連結部分に改行が入るのに対応するようにしています。えっ、ここ改行できたの!?

[2bf0743edc] aycabta 2019-12-23 22:58:49 UTC

標準添付ライブラリ rdoc で racc によって生成されたファイルのヘッダに埋め込まれてる racc バージョンを更新しています。

[30c5e8c4b9] aycabta 2019-12-23 23:03:00 UTC

rdoc のバージョンを 6.2.1 に更新しています。

[0231661939] Marcus Stollsteimer 2019-12-23 23:13:46 UTC

定数 Math::E の rdoc 用コメントの表現をちょっと変更しています。

[0e528ae9cb] aycabta 2019-12-24 00:53:43 UTC

irb の起動時に multi line 編集などの新モードについての警告と legacy モードへの変更方法を出力していたのを消しています。そろそろリリースですねー。

[8316b330fb] aycabta 2019-12-24 00:54:38 UTC

irb のバージョンを 1.2.1 に更新しています。

[5e17834fc9] aycabta 2019-12-24 00:55:05 UTC

標準添付ライブラリ reline のバージョンを 0.1.0 に更新しています。

[360f153fca] Koichi Sasada 2019-12-24 01:23:38 UTC

NEWS ファイルに numbered parameter について experimental feature と表記されていましたが、もうすぐリリースなので削除しています。 https://twitter.com/yukihiro_matz/status/1209271452798607361

[f09a4ff265] manga_osyo 2019-12-24 00:53:36 UTC

NEWS ファイルに Refinements が Object#method および Module#instance_method で Method や UnboundMethod を取り出す時にも効くようにした件について追記しています。 [ruby-core:90253] [Feature #15373]

[992aa2cda5] Nobuyoshi Nakada 2019-12-24 01:24:45 UTC

enc/x_emoji.h のコメントの参照 URL がリンク切れになってたらしいので更新しています。

[e954be14d0] Nobuyoshi Nakada 2019-12-24 01:27:18 UTC

テストやらプロセスのプロファイル情報の表示時の項目名の短縮名などがスペルチェッカにひっかかるのを避けるためリテラル連結を使ったり利用する文字列を変更したりしています。テストはともかく本体でスペルチェッカ避けでリテラル連結使うのはなんだかなぁという感じもしますね。 [ruby-core:96342] [Bug #16437]

[f2e1e6cba4] zverok 2019-12-21 21:23:20 UTC

NEWS ファイルの Range の変更、おもに begin-less range と Range#=== の挙動の変更について追記しています。

[5a62fb1277] Nobuyoshi Nakada 2019-12-24 02:14:13 UTC

NEWS ファイルで -W:category名 によるカテゴリ毎の警告の制御の機能について追記しています。

[d0f1eb3e4e] Nobuyoshi Nakada 2019-12-24 02:28:18 UTC

5a62fb1277fb351a1a11b89b0f8510c8f1a0cdff の -W: についての記述をコマンドラインオプションの更新というサブセクションを追加してそこに移動しています。

[3739ddc36f] Nobuyoshi Nakada 2019-12-24 03:11:42 UTC

コマンドラインオプション --help で表示するヘルプメッセージの -W: のところにカテゴリ名として experimental も追記しています。 [ruby-core:96233] [Feature #16420]

[302e896833] Nobuyoshi Nakada 2019-12-24 04:12:28 UTC

.document ファイルに組み込みメソッド定義のために追加した warning.rb を追加しています。

[adf498b84f] Nobuyoshi Nakada 2019-12-24 04:24:41 UTC

NEWS ファイルの -W: オプションについての記述をさらに前の方に移動して、Warning モジュールの変更への参照も追加しています。

[e57d619421] Nobuyoshi Nakada 2019-12-24 05:56:17 UTC

test/io/wait/test_io_wait.rb で sleep メソッドを EnvUtil.apply_timeout_scale を使って環境変数によるタイムアウト延長の影響を受けるようにしています。一般的にいうとタイムアウトと同時に sleep を伸ばすとまずい時もあるような気もするけど。

[c47106699c] Nobuyoshi Nakada 2019-12-24 05:57:55 UTC

NEWS ファイルのキーワード引数の変更についての記述のところでも出力される警告の抑制方法に関連して -W: オプションの記述への参照を追加しています。

[47ad57f245] Koichi Sasada 2019-12-24 06:38:46 UTC

e57d6194218efc73c30f3fed9dd321d2e357030b の io/console のテストの sleep を環境変数によるタイムアウト時間変更の影響を受けるようにしたのを revert しています。

[81504e83e7] Nobuyoshi Nakada 2019-12-24 06:47:59 UTC

拡張ライブラリ io/console の IO#wait のテストで sleep せずに Queue を使った Thread 間同期を使うように修正しています。

[27b4f477d9] Marcus Stollsteimer 2019-12-24 08:03:42 UTC

Enumerator.new と Enumerator.produce の rdoc 用コメントの文法やサンプルコードのスタイルの修正など。

[44a1f51695] Marcus Stollsteimer 2019-12-24 08:49:22 UTC

NEWS ファイルの文法修正再び。

[b03aea62ab] Marcus Stollsteimer 2019-12-24 09:02:22 UTC

NEWS ファイルの Range#=== の仕様変更についての記述のメソッド名の記述をクラス名込みにしてリファレンスになるようにしているようです。

[42e2a322f1] aycabta 2019-12-24 09:32:50 UTC

標準添付ライブラリ reline の Reline::LineEditor で入力バッファに文字があって行の最後で Ctrl-D を入力した場合に補完候補を出す挙動をするようにしているようです。

[7758849cb5] aycabta 2019-12-24 09:39:48 UTC

42e2a322f100c7c798fcfbcbbfe0b4cdaf3f5855 の不要な変数の削除。

[a3c5dbf291] Nobuyoshi Nakada 2019-12-24 05:56:17 UTC

e57d6194218efc73c30f3fed9dd321d2e357030b の io/console のテストで sleep を再定義して環境変数によるタイムアウトのスケーリングの影響を受けるようにするのを再度適用しています。 81504e83e72bf125476528e5f119604d9697f682 で問題になってたテストは sleep を使わないようにしたからってことでしょうか。

[4ba9347554] Nobuyoshi Nakada 2019-12-24 09:49:57 UTC

Object#=~ メソッドが警告を出力するようにしたものも deprecated カテゴリとして Warning[:deprecated] = false や -W:no-deprecated の影響を受けるようにしています。