今日は ObjectSpace._id2ref の不具合修正やいくつかの標準添付ライブラリのバージョン更新、NEWS ファイルや rdoc 用コメントの修正などがありました。
[9654241d5d] QuestionDriven 2019-12-17 07:05:17 UTC
Encoding.aliases の rdoc 用コメントのサンプルコードの実行結果を修正しています。
[54be15f325] QuestionDriven 2019-12-17 07:11:02 UTC
Encoding#names の rdoc 用コメントのサンプルの結果も修正しています。
[890c834ec6] BurdetteLamar 2019-12-16 22:58:53 UTC
ENV.each_key や ENV.each_value、ENV.each_pair、ENV.reject! などの rdoc 用コメントの説明を追記しています。
[03b983d54c] zverok 2019-12-20 20:51:22 UTC
Proc クラスの rdoc 用コメントに numbered parameter について追記しています。
[e568bb5649] zverok 2019-12-21 20:17:35 UTC
doc/syntax/modules_and_classes.rdoc に private に宣言したメソッドの可視性についての例を追加しています。
[d78fcfb7ab] zverok 2019-12-21 20:21:20 UTC
FrozenError.new の rdoc 用コメントに 435a4ca2a38f3be1f5d2db0f71487a52c8285e9c の変更に追随して receiver をキーワード引数として記述を修正しています。
[5fa9c2eeb0] zverok 2019-12-21 20:31:30 UTC
Method#inspect の rdoc 用コメントに引数の表示などの機能追加に追随してサンプルを追加しています。
[4988843188] zverok 2019-12-21 20:37:35 UTC
Time#inspec の rdoc 用コメントのサンプルの実行結果の表示を修正しています。
[5a0102cb61] zverok 2019-12-21 20:58:14 UTC
Range#=== メソッドの rdoc 用コメントのサンプルが若干古い書きかただったので修正しています。
[d339de9d1a] zverok 2019-12-21 21:05:45 UTC
Module#deprecate_constant の rdoc 用コメントに実際に定数名を変更する時にこう使うんだよという例を追記しています。
[1bf8d5e979] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-12-22 15:16:51 UTC
NEWS ファイルの File.extname の変更についてのエントリを修正しています。 [ruby-core:89615] [Bug #15267]
[3a18e43caa] git 2019-12-22 15:17:25 UTC
version.h の日付更新
[679bc4f9cb] Nobuyoshi Nakada 2019-09-08 12:04:46 UTC
標準添付ライブラリ reline の Reline::ANSI から io/console の IO#raw を使うようにしています。あれ、既にこの前使ってたような、と思ったらやっぱり直後で使ってますね。 reline.gemspec にも依存関係を追加しています。
[7c37f2cb1a] Marcus Stollsteimer 2019-12-22 18:46:24 UTC
Enumerator::Lazy の rdoc 用コメントのマークアップの修正やちょっとした整形の変更。
[bb05cdcd78] Marcus Stollsteimer 2019-12-22 21:36:14 UTC
Enumerable#tally の rdoc 用コメントに tally という語彙自体の説明も追記しています。
[ade6543f4c] Alan Wu 2019-12-22 23:21:13 UTC
03b983d54c17615e36d56d2937a685fc8c3f2cdb で Proc の rdoc 用コメントに追記した部分の typo 修正。
[c1bd1bf272] zverok 2019-12-13 16:59:23 UTC
Module#const_source_location の rdoc 用コメントを追加。
[a4b99f9764] zverok 2019-12-22 20:56:44 UTC
doc/syntax/exceptions.rdoc および Object#to_enum の rdoc 用コメントの typo 修正。
[f85e8d2a8b] Nobuyoshi Nakada 2019-12-22 23:31:46 UTC
コマンドラインオプション --jit-wait のヘルプメッセージの綴りの修正(というか空白を入れただけ)。 [ruby-core:96342] [Bug #16437]
[f156f70b31] Yusuke Endoh 2019-12-23 00:02:49 UTC
f85e8d2a8b2a37740334db4fd92ef820f05ddbc5 を revert。ヘルプメッセージが 80桁を超えてしまってテストがこけたとのこと。なるほどー。
[4de2297d74] Takashi Kokubun 2019-12-23 00:07:07 UTC
f85e8d2a8b2a37740334db4fd92ef820f05ddbc5 の修正を取り入れつつ英文を変更して 80桁以内に納めるようにしています。
[80d5d220b9] Nobuyoshi Nakada 2019-12-22 23:42:53 UTC
リリースパッケージ作成時に ChangeLog を生成する時にコミットログの typo を訂正するために git notes に専用の参照を追加してそちらで訂正できるようにしています。
[5f18635a80] Nobuyoshi Nakada 2019-12-23 01:10:23 UTC
tool/make-snapshot で config.sub や config.guess をダウンロードした後に mode を変更する時の指定を修正。 "X" を指定する時には "=" で値の指定ではなく + で追加付与として書かないといけなかったらしい。うーんそもそも "X" ってどういう指定なんだろう。
[5de284ec78] Nobuyoshi Nakada 2019-12-23 01:37:30 UTC
tool/mk_builtin_loader.rb の例外クラス名の typo 修正。
[1ed87dd3c4] Nobuyoshi Nakada 2019-12-22 04:56:20 UTC
NEWS ファイルに Warning.[] と Warning.[]= メソッドによるカテゴリ毎の警告の設定について追記しています。 [ruby-core:95808] [Feature #16345]
[48d1acdf25] Marc-Andre Lafortune 2019-12-22 23:33:19 UTC
標準添付ライブラリ matrix のバージョンを 0.2.0 に更新しています。
[49d94248eb] Marc-Andre Lafortune 2019-12-23 00:34:42 UTC
標準添付ライブラリ ostruct の gemspec ファイルを lib/ostruct/ の下に移動しています。
[9be3295d53] Marc-Andre Lafortune 2019-12-23 00:40:32 UTC
ostruct のバージョンが gemspec ファイルに直接書かれてたのを lib/ostruct/version.rb ファイルを追加してよくある定数参照を使う方法に変更しています。
[446c243da3] Marc-Andre Lafortune 2019-12-23 00:44:43 UTC
標準添付ライブラリ ostruct のバージョンを 0.2.0 に更新しています。
[048f797bf0] Marc-Andre Lafortune 2019-12-23 01:54:50 UTC
標準添付ライブラリ prime のバージョンを 0.1.1 に更新しています。
[204dc3f39f] NAKAMURA Usaku 2019-12-23 02:54:25 UTC
61aff0cd189e67fa6f2565639ad0128fa33b88fc の File.extname の Windows での挙動変更を revert しています。Windows でのこれらのパスの扱いが一貫性がとれてなくて合わせるのが難しそうとのこと。
[3142a6beb2] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-12-23 03:07:15 UTC
204dc3f39f12b4e2640555306bd1dd4530344277 を受けて 1bf8d5e9797f6304b2e27cb7f42d467f84de0ff4 の File.extname についての NEWS ファイルの変更も revert。
[92d0958257] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-12-23 04:23:08 UTC
FrozenError.new が receiver をキーワード引数で受けるように変更されたのにあわせて NEWS ファイルの記述も修正しています。 [ruby-core:96227] [Feature #16419]
[672a61b97f] Yuki Nishijima 2019-12-23 05:47:03 UTC
test/did_you_mean/tree_spell_checker_test.rb を test/did_you_mean/test_tree_spell_checker.rb に移動しているだけ。
[a96f8cecc2] Koichi Sasada 2019-12-23 06:02:14 UTC
ObjectSpace._id2ref の実装で id から検索したオブジェクトが GC 済みのオブジェクトだった場合にそれを返さないようにしています。 GC.compact の対応で実装を変更した時に不正なオブジェクトも返すようになってしまっていたのかな。
[7df2503b77] Marc-Andre Lafortune 2019-12-23 06:37:45 UTC
NEWS ファイルの Range#minmax の最適化実装追加のエントリに非互換についても触れるよう追記しています。 [ruby-core:92459] [Bug #15807]
[3e1adf5731] Marc-Andre Lafortune 2019-12-23 06:48:38 UTC
NEWS ファイルの文法修正。
[dadf1255b6] Marc-Andre Lafortune 2019-12-23 06:55:39 UTC
7df2503b7770147a8589a594bf30726f733b1d86 に続いて NEWS ファイルの非互換のセクションにも Range#minmax が Range#max を利用するようになる点について独立した記述を追加しています。 [ruby-core:92459] [Bug #15807]
[7779ade48c] Marc-Andre Lafortune 2019-12-23 06:59:17 UTC
dadf1255b6e13578f888c239f0dc6fb201fd40bb のチケット参照の番号が間違っていたので修正。 [ruby-core:92459] [Bug #15807]
[9eeaae432b] Koichi Sasada 2019-12-23 07:30:45 UTC
obj_free() でオブジェクトが回収(解放)される時にオブジェクトの型に応じてカウントする debug counter のシリーズに T_RATIONAL、T_COMPLEX、T_FLOAT、T_BIGNUM のうち struct RVALUE に埋め込み型の時のカウンタを追加しています。
[100fc2750b] Koichi Sasada 2019-12-23 08:04:31 UTC
wmap_finalize() から id2ref() を呼んでましたが、ここでは回収済みオブジェクトも例外にならず返されることが期待されていたので、テーブル参照を id2ref_obj_tbl() という関数に切り出してこちらを呼ぶように修正しています。
[bbde77cd26] Marcus Stollsteimer 2019-12-23 08:46:08 UTC
NEWS ファイルの typo 修正や文法修正。