ruby-trunk-changes 2020-01-07

今日は標準添付ライブラリ reline の .inputrc での変数 history-size の処理の修正やインスタンス変数用のテーブルのメモリ確保戦略の変更などがありました。

[7392083c2f] aycabta 2020-01-06 12:50:48 UTC

標準添付ライブラリ reline の .inputrc の処理で変数名 history-size がうまく処理できてなかった(数値としてセットできなかった)のを修正しています。うむ、これはやく欲しい。

[e92bebb0c5] Yusuke Endoh 2020-01-06 16:33:30 UTC

test/ruby/test_keyword.rb と test/ruby/test_object.rb の未使用の変数削除とメソッド再定義の警告除去のため remove_method 追加などテストの警告除去。

[95d23f36ff] git 2020-01-06 16:40:26 UTC

version.h の日付更新

[b0bf654c31] Aaron Patterson 2019-07-02 09:33:40 UTC

インスタンス変数用テーブルの更新時にサイズを変更する時にそのインスタンスでまだ使っていないインスタンス変数のぶんもあらかじめ必要になると見込んでクラスの index_tbl のサイズぶん確保しておくようにしています。メモリ使用量は増える可能性はあるけどインスタンス変数を新しくセットする都度 realloc するオーバーヘッドを減らせるので常識的な使い方であればメモリ使用量もそれほど増えず速度を改善できるという見込みでしょうね。

[f132825ffa] Jun Aruga 2020-01-07 03:23:04 UTC

Travis-CI の s390x の環境でのテストで先に sysctl を実行してネットワーク設定の IPv6 を無効にしておくようにしています。テスト自体じゃなくて apt-add-repository がタイムアウトするからとのこと。 https://github.com/ruby/ruby/pull/2819