ruby-trunk-changes 2020-02-27

今日は racc の更新やテストの実行前に Kernel#srand を呼ぶようにする変更などがありました。

[116c632095] Koichi Sasada 2020-02-26 17:26:14 UTC

make test-all で --seed=N で指定された値で Kernel#srand を呼んでおくようにしています。この --seed ってそういう意味の seed だったんだ。なんか実行順序の固定のじゃなかったっけ(srand によって固定されるはずだったのがいつのまにか削れてたのかも)。 [ruby-core:97272] [Feature #16655]

[7c1553e91d] Koichi Sasada 2020-02-26 17:29:57 UTC

116c6320956ce80efcb1db849a190ebd7f8c8ad3 の続きで各テストメソッドの先頭でも Kernel#srand を呼ぶようにしています。そこまでやるのか。

[8296da883c] git 2020-02-26 17:32:56 UTC

version.h の日付更新

[f9d314245b] Koichi Sasada 2020-02-26 17:44:34 UTC

と思ったら 7c1553e91db07fed4fed3287b50304f1c69a685d の各テストメソッド前で srand 呼ぶのは revert しています。いくつか壊れるテストがあったとのこと。 [ruby-core:97272] [Feature #16655]

[14f1790807] Koichi Sasada 2020-02-26 18:47:41 UTC

7c1553e91db07fed4fed3287b50304f1c69a685d のリトライ。 tool/test/minitest/metametameta.rb の MetaMetaMetaTestCase で setup で --seed オプション自体のテスト? で srand を呼んでいるところがあったので同じ seed を options[:srand] にセットしておいて同じ値で srand 呼ぶようにしています。が、なんかそれは正しいテストになってるんだろうか…? [ruby-core:97272] [Feature #16655]

[6b30638bdb] Koichi Sasada 2020-02-26 19:06:28 UTC

と思ったら 14f179080713012251e1faecccefebf2f33ecd86 の minitest 自体のテストでの options の設定は revert して tool/lib/minitest/unit.rb 内で MiniTest::Unit#options が返す Hash の :seed のデフォルト値を 42 にセットするようにしています。テストケースに options への設定なしで srand に特定の値が入っていることを期待していたものがあったようです。なんかそのテストが間違っているような気もするけど、そのテストっていうのが revert している minitest 自体のテストなのかなぁ。 [ruby-core:97272] [Feature #16655]

[1d81baf3c1] Yusuke Endoh 2020-02-27 00:49:24 UTC

st.c の st_insert2() および st_update() に代入だけして使ってないローカル変数があったので削除しています。

[18674aef0d] Koichi Sasada 2020-02-27 01:47:23 UTC

vm_insnhelper.c の callable_method_entry_p() の条件分岐を分解して、途中に VM_ASSERT() を追加して T_IMEMO 型のオブジェクト cme が期待したタイプのものかのチェックを追加しています。

[9a422fc010] प्रथमे 2020-02-27 02:08:49 UTC

Time.at の rdoc 用コメントのタイムゾーンを指定する in キーワード引数についての例と説明を追記しています。

[229ba1215f] Hiroshi SHIBATA 2020-02-27 04:33:51 UTC

標準添付ライブラリ racc に upstream からの変更をマージしています。