ruby-trunk-changes 2020-10-13

今日は Fiber#transfer を使った Fiber への resume の制約を緩める変更などがありました。

[2fd71112fb] Yusuke Endoh 2020-10-12 12:26:05 UTC

test-all と rubyspec で Android 環境での失敗を手当てするため実行除外したり File.link や TCPServer#listen の発生させる例外クラスの指定の変更などがありました。

[bf3b2a4374] Koichi Sasada 2020-10-07 16:15:32 UTC

Fiber#transfer を一度使うと通常の Fiber#resume での切り替えはできなくするという制限がありましたが、これを少し弱めて、別の Fiber を resume 中の Fiber や Fiber.yield 呼び出しで一時停止中の Fiber への transfer と、transfer で起動されて実行中の Fiber の resume 呼び出しを禁止するように、少し条件を細かくしています。結局どういう起動が OK になったんだろう。また Fiber が終了して root fiber に戻るようになっていたのは transfer を呼び出した Fiber に実行が戻るようにしています。 [ruby-core:100332] [Bug #17221]

[0b1b0f134e] Yusuke Endoh 2020-10-12 14:36:12 UTC

2fd71112fb5b1aafa5b243c7ac5713cfae7fc23c の再修正。 rubyspec の TCPServer#listen のテストで発生する例外を Errno::EOPNOTSUPP も許可するようにしています。

[76e09815ae] Yusuke Endoh 2020-10-13 04:40:44 UTC

bf3b2a43741e4f72be21bc6acf24d37e7fcff61c で追加した Fiber のテストで未使用のローカル変数の警告抑制のため名前の prefix に "_" を追加しています。

[10e09ccaff] git 2020-10-13 04:41:22 UTC

version.h の日付更新

[a75ab110df] Nobuyoshi Nakada 2020-10-12 07:22:30 UTC

GitHub Actions の Windows 版の設定 .github/workflows/windows.yml でビルド用の変数設定をする BAT ファイル? のパスをあちこちに書いてたのを VCVARS という環境変数にセットして使いまわすようにリファクタリングしています。