ruby-trunk-changes 2021-10-24

今日は標準添付ライブラリ csv のキーワード引数分離対応を含む更新や json のバージョン更新などがありました。

[185c573821] Nobuyoshi Nakada 2021-10-23 13:18:52 UTC

make install-nodoc 時に --install=all をオプションに追加するようにしています。

[e40baca33d] Sutou Kouhei 2021-06-05 20:34:21 UTC

標準添付ライブラリ csv のバージョンを 3.2.1 に更新しています。

[8aaa1c279f] Vince 2021-08-05 20:40:05 UTC

標準添付ライブラリ csv の rdoc 用コメントの typo を修正しています。

[39ecdabe67] Sutou Kouhei 2021-09-15 06:58:57 UTC

標準添付ライブラリ csv の build_parser_fields_converter や build_header_fields_converter で CSV::Converters や CSV::HeaderConverters といった定数を直接参照せず定数名の Symbol のみ設定しておいて実際に必要になった時に Module#const_get で取得するようにしています。複数 Ractor 利用時のための対応だそうです。

[7f3dd601c8] Joakim Antman 2021-10-03 19:10:48 UTC

標準添付ライブラリ csv の改行コードにマッチさせるための正規表現に \r\n のパターンが含まれてなかったので含めるようにしています。

[8ba98f83b0] Sutou Kouhei 2021-09-11 22:34:15 UTC

標準添付ライブラリ csv が English.rb に依存していて $INPUT_RECORD_SEPARATOR という特殊変数を参照していたのをやめて InputRecordSeparator.value を参照するようにしています。

[1073975013] Kenta Murata 2021-01-06 05:19:52 UTC

標準添付ライブラリ csv の gemspec ファイルから simplelcov への development dependency を削除しています。

[8fde54a3b5] Anthony Hernandez 2021-05-11 00:41:26 UTC

標準添付ライブラリ csv の Kernel#CSV メソッドに任意のキーワード引数を受け付けて委譲する **options 引数を追加していいます。 3.0 以降のキーワード引数分離の対応のため。まだ残っていたのか。

[274882be62] Sutou Kouhei 2021-10-22 21:26:03 UTC

標準添付ライブラリ csv の gemspec ファイルに test-unit への development dependency を追加しています。

[ee948fc1b4] rm155 2021-10-11 02:21:42 UTC

標準添付ライブラリ csv の Ractor 対応のためクラス変数を利用していたところを定数に変更しています。

[76e277a081] Sutou Kouhei 2021-10-22 21:27:13 UTC

NEWS の default gems のバージョン更新のセクションの csv のエントリを更新しています。

[c0c43276a1] Sutou Kouhei 2021-09-03 19:18:31 UTC

拡張ライブラリ strscan のバージョンを 3.0.1 に更新しています。

[53dcb3541b] Sutou Kouhei 2021-10-22 21:41:54 UTC

NEWS の default gems のバージョン更新のセクションの strscan の項目を更新しています。

[bd65757f39] git 2021-10-23 20:58:05 UTC

version.h の日付更新

[48cd633094] Josef Šimánek 2021-10-23 23:24:55 UTC

標準添付ライブラリ psych の gemspec ファイルで依存関係に stringio を追加しています。

[d04d6bbc6c] David Rodríguez 2021-10-06 09:51:33 UTC

拡張ライブラリ psych の psych 内のスクリプトの require に require_relative を使うようにリファクタリングしています。

[4cbce79438] Josef Šimánek 2021-10-23 23:56:25 UTC

拡張ライブラリ json のバージョンを 2.6.0 に更新しています。

[1be2875e1d] Hiroshi SHIBATA 2021-10-24 00:25:20 UTC

拡張ライブラリ json のバージョンをさらに 2.6.1 に更新しています。

[8d6e9b6658] Nobuyoshi Nakada 2016-06-05 11:41:32 UTC

gc.c の objspace_malloc_increase() の実体を objspace_malloc_increase_report() と objspace_malloc_increase_body() という 2つの関数に分割してそれらを呼び出すマクロとして定義しなおしています。 objspace_malloc_increase_report() の内容は if(0) で実際には実行されないデバッグ出力の fprintf(3) なので実質何もしていないのですが、コンパイラに最適化で消させるために分離したのかなぁ。また objspace_malloc_increase() の呼び元のひとつで free(3) で解放してからそのポインタを objspace_malloc_increase() に渡してしまっていたところがあったので解放前に objspace_malloc_increase() を呼ぶように修正しています。

[b69c38e62e] Nobuyoshi Nakada 2021-10-22 16:38:45 UTC

String#unpack の指示子 "P" で文字列にエンコードされたポインタの内容を読み出す処理を associated_pointer() という関数に切り出すリファクタリング

[e5c2bf55d0] Nobuyoshi Nakada 2021-10-22 16:43:00 UTC

vm.c の check_machine_stack_size() で PTHREAD_STACK_MIN との比較で size_t へのキャストを追加して警告除去しています。

[7459a32af3] Nobuyoshi Nakada 2017-10-25 09:32:44 UTC

ポインタが NULL の場合の警告が出てたところに ASSUME() マクロを追加したり VM_ENV_ENVVAL() と VM_ENV_ENVVAL_PTR() の定義に RBIMPL_ATTR_NONNULL() をつけて警告抑制しています。

[9822ebee5b] Nobuyoshi Nakada 2017-10-25 09:32:44 UTC

io.c と thread.c の複数の比較を || や && で連結しているところにかっこをつけて連結順序を明示するようにしています。

[3d7c92df08] Nobuyoshi Nakada 2021-10-24 08:42:28 UTC

io.c の errno のチェックで EAGAIN または EWOULDBLOCK であることをチェックしているところがたくさんあるので io_again_p() という inline 関数に切り出すリファクタリング

[408605aae7] Nobuyoshi Nakada 2021-10-24 08:47:44 UTC

io.c で EWOULDBLOCK が定義されているか defined でチェックしてましたが 74ba9c248890b2395131bccb92fb099a8512ab63 で常に定義するようにしているのでもう不要なので削除しています。

[fe77a03392] Nobuyoshi Nakada 2021-10-24 09:35:51 UTC

GitHub Actions の YJIT 用の workflow で if 節(っていうのかな)で ${{}} を使って評価するようにしています。

[1ea5325360] Nobuyoshi Nakada 2021-10-24 09:36:24 UTC

GitHub Actions の workflow で aee4940d5e45f6502aa661662d0ee142a45b98dc と同様に ubuntu 版でも --yjit-call-threshold の変更したバリエーションは matrix から削っています。