今日は拡張ライブラリ ripper の不具合修正や MJIT の MinGW 環境のサポート停止などがありました。
[753da6deca] Burdette Lamar 2022-06-13 12:11:32 UTC
標準添付ライブラリ fileutils の rdoc 用コメントの手直し。
[9a381c240c] Burdette Lamar 2022-06-13 15:39:41 UTC
標準添付ライブラリ fileutils の rdoc 用コメントにファイルパスに文字列以外にも Pathname のように to_path, to_str で変換できるものが受付けているというのを追記しています。
[c3ee80ff46] git 2022-06-13 15:39:59 UTC
version.h の日付更新
[f8502a2699] Takashi Kokubun 2022-06-13 16:28:28 UTC
MJIT の MinGW でのサポートを停止してそのための分岐などを削除しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/6012 [ruby-core:108867] [Feature #18824]
[56cc3e99b6] Matt Valentine-House 2022-04-06 08:55:23 UTC
文字列オブジェクトのバッファの埋め込みが Variable Width Allocation でサイズの異なる slot の heap pool 間の移動が GC.compact で可能になるように対応しているようです。
[048f14221c] Nobuyoshi Nakada 2022-06-14 01:21:55 UTC
56cc3e99b6b9ec004255280337f6b8353f5e5b06 の変更で USE_RVARGC マクロによる preprocessor 分岐が if 文のブロックの開きブレースのみ含んでいるのがエディタかなにかの解釈を難しくしているからか、先頭に if(0){} を置いて preprocessor 分岐の内容を else if 節にするようにしています。
[1a70973f75] Nobuyoshi Nakada 2022-06-14 09:28:22 UTC
parse.y で無名の引数で def m(*); forward(*); end みたいに受け取った引数をそのまま別の引数に委譲しつつ変数名は与えないという記法でメソッドの引数に無名引数がないのに委譲する呼び出しを書いた時の SyntexError エラー(キーワード引数とブロック引数の無名版も)が拡張ライブラリ ripper 経由だと発生しないという不具合を修正しています。エラーチェック部分が ripper 用とコア用のアクションを分離する特別なコメント /*%%%*/ の後に書かれてたのでその前に移動しています。 [ruby-core:108902] [Bug #18828]