ruby-trunk-changes 2023-07-03

今日は主に標準添付ライブラリ timeout の multi-Ractor 対応の更新や Cirrus-CI の設定のリファクタリングなどがありました。

[7e333b7abf] John Bachir 2023-07-02 02:33:07 UTC

標準添付ライブラリ timeout の gemspec ファイルに最低サポート ruby バージョンの指定を追加して 2.5.0 以降をサポートとしています。

[4a60764108] Nobuyoshi Nakada 2023-06-20 12:34:07 UTC

Cirrus-CI の設定で nightly ビルドの設定で CIRRUS_CRON 変数が nightly の時だけ実行するようにしてたのを空でなければ実行するようにしています。

[bde3b98a60] Nobuyoshi Nakada 2023-06-19 00:37:07 UTC

Cirrus-CI の設定で apt-get によるインストールや gem のダウンロード時のメッセージを抑制するようにオプションを追加しています。

[3a761dcc91] Nobuyoshi Nakada 2023-06-19 08:51:16 UTC

Cirrus-CI の設定で nproc と free -h コマンドを実行してシステムのリソース情報を表示させるようにしています。

[d2ffd0ad3d] Nobuyoshi Nakada 2023-07-02 11:20:55 UTC

Cirrus-CI の設定の共通部分を YAML の alias 機能を使って共有するように括り出すリファクタリング

[4bfa443383] Nobuyoshi Nakada 2023-07-02 14:33:43 UTC

Cirrus-CI の設定で Rust のビルドのための .cargo/env の読み込みコマンドを INIT_ENV という変数に設定して各所でコマンド実行の最初に実行させてたのを set_env_script の中に移動しています。

[3e605a7819] Nobuyoshi Nakada 2022-10-25 03:15:03 UTC

標準添付ライブラリ tmpdir で Dir.mktmpdir がクラス変数を利用していたのが複数 Ractor が利用されていた場合に main Ractor 以外でアクセスできなくて使えなくなるので、private 定数を利用するように書き換えています。また乱数の利用も Kernel#rand を使わず Random.urandom を利用するようにしています。 [ruby-core:109284] [Bug #18933]

[8281f8fd06] John Bachir 2023-07-03 09:26:40 UTC

標準添付ライブラリ timeout のテストに Timeout.timeout ブロック内の実行が呼び元と同じ Thread/Fiber で行なわれることを確認するテストを追加しています。 https://github.com/ruby/timeout/pull/34

[4430b73cee] Benoit Daloze 2023-07-03 09:53:55 UTC

標準添付ライブラリ timeout の gemspec ファイルで最低サポート ruby のバージョンを 2.6.0 に引き上げています。