ruby-trunk-changes 2023-09-22

今日は主に拡張ライブラリ openssl のバージョン更新などがありました。

[22a44735f0] Nobuyoshi Nakada 2023-09-21 14:01:02 UTC

node.h の rb_ast_new() の宣言で引数に明示的に void を記すようにしています。

[3123b2fa0e] Jun Aruga 2023-09-19 17:12:01 UTC

拡張ライブラリ openssl の OpenSSL.fips_mode= のテストを子プロセスを起動してそこで実行させるようにしています。

[f370c4dc03] Jun Aruga 2023-09-19 17:54:31 UTC

拡張ライブラリ openssl のテストの FIPS モードの時に skip する処理をヘルパーメソッドに切り出すリファクタリング

[7f407e0240] Jun Aruga 2023-09-19 17:19:27 UTC

拡張ライブラリ openssl のテストで f370c4dc033ee2ac112343b37144fcdafd254fa3 で追加したヘルパーメソッドを利用して skip する箇所を追加しています。

[02fa2acbde] Samuel Giddins 2023-09-19 00:30:34 UTC

rubygems でオブジェクトをそれを表現する ruby コード片として表現した文字列にする ruby_code というメソッドで生成する文字列を freeze させるようにしています。他にも文字列オブジェクトに freeze する箇所を追加しています。

[e9ed0b3068] Samuel Giddins 2023-09-07 18:43:28 UTC

bundler で拡張ライブラリを含む gem のロードパスの構築に gem 名? を含めるようにしているみたいですがちょっと具体的なところはよくわからず。

[812c8196b6] Samuel Giddins 2023-08-31 19:44:58 UTC

bundler のコマンドを実行する時に Dir.chdir のブロックつき呼び出しで一時的にカレントディレクトリを変更していたのを IO.popen に chdir オプションを渡すことで子プロセスのみディレクトリを変更して実行させるようにしています。

[39a6272cf4] Samuel Giddins 2023-09-21 16:50:19 UTC

rubygems の Gem::SafeMarshal のテストで利用するテストデータを一部変更しています。詳細わかりませんが JRuby でのテスト時の問題の対応のためみたいです。

[5c11dea40c] Samuel Giddins 2023-09-19 02:02:13 UTC

bundler の Gemfile.lock のパース処理で破壊的メソッドを利用するようにして中間オブジェクトの生成を抑制しています。 Array#flatten! を利用してメソッドチェインしているところは一般的にはネストした配列がなければ nil が返るので問題ありそうですが、利用している定数の内容から絶対ネストしている構造なので一応問題ないはず。

[a2f1195beb] Kazuki Yamaguchi 2023-08-31 09:46:41 UTC

拡張ライブラリ openssl の gemspec ファイルの spec.summary と spec.description を少し変更しています。

[2df00640ff] Kazuki Yamaguchi 2023-08-31 09:52:17 UTC

拡張ライブラリ openssl のバージョンを 3.2.0 に更新しています。

[1cbb1b5578] git 2023-09-21 20:02:47 UTC

NEWS の default gems のバージョンリストにも openssl を追加しています。

[48b141b49d] BurdetteLamar 2023-09-21 20:58:13 UTC

標準添付ライブラリ pstore の rdoc 用コメントのリンク切れの修正。

[fb7a2ddb4b] yui-knk 2023-09-20 14:51:39 UTC

AST の NODE の一部で T_IMEMO 型オブジェクトを利用して自動的に GC で解放される一時バッファを利用していたところを直接 NODE の解放処理時に解放するようにしています。 NODE が rb_ast_struct から参照されることで GC 管理対象になっているので間接的な GC 利用をする必要がなかったのと、parser のコードから ruby 本体の関数の依存を減らすためというのが本命の目的のようです。

[50e3b27db7] Benoit Daloze 2023-09-21 17:55:25 UTC

拡張ライブラリ zlib のテストで TruffleRuby 向けの一部テストの skip を追加しています。