今日は主に標準添付ライブラリ pp の修正や ruby 実装組み込みメソッドの特定の条件下での異常終了の不具合修正などがありました。
[80f1c1e293] Hiroya Fujinami 2024-01-11 13:38:44 UTC
regparse.c の i_print_name_entry() という関数で未使用のローカル変数への代入を削除しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/9468
[3b9cc22536] Benoit Daloze 2023-11-30 16:03:59 UTC
標準添付ライブラリ pp で Data#pretty_print メソッドを追加するのを古い ruby で抑制するために RUBY_VERSION でバージョンで判定していたのを defined? で Data.define メソッドの有無で判定するようにしています。
[62382a4345] Benoit Daloze 2023-11-30 16:04:39 UTC
標準添付ライブラリ pp の Data#pretty_print の定義で members メソッドの呼び出しを Data クラスに直接呼ぶのではなくてインスタンスのクラスを Object#class で取得してそれに対して呼ぶように修正しています。
[1ed3b60375] Benoit Daloze 2023-11-30 16:10:40 UTC
標準添付ライブラリ pp の Data#pretty_print の実装でインスタンスのクラスに名前がない時に余分な空白が入らないように修正しています。
[4e0c2f05ef] Benoit Daloze 2023-11-30 16:19:30 UTC
標準添付ライブラリ pp のテストの一部の assertion を TruffleRuby でスキップするようにしています。
[057df4379f] Peter Zhu 2024-01-09 18:17:17 UTC
環境変数に RUBY_FREE_AT_EXIT を設定して起動した時のプロセス終了時に全てのメモリを解放してから終了する処理で ruby の起動時にプロセス名を変更するために main() 関数の引数の environ をコピーしたものを解放する処理を追加しています
[44d0c5ae3f] Kevin Newton 2024-01-11 18:51:32 UTC
iseq.c の prism 用の AST をコンパイルする関数で parse error 時の例外発生のエラー処理を追加しています。
[eb8df2fa7a] Jeremy Evans 2024-01-11 20:52:14 UTC
Kernel#load の rdoc 用コメントで第2引数で無名 Module 内で読み込んだスクリプトを評価するという指定でも完全に既存の名前空間が変更を受けないというわけではないので説明からそのような誤解を招く記述を削っています。 [ruby-core:115259] [Bug #19990]
[18573b8d05] John Hawthorn 2024-01-11 19:57:03 UTC
ruby 実装による組み込みメソッドで利用される C のコード片を埋め込んでヘッダを生成する時にローカル変数の参照のための rb_vm_lvar() の呼び出しで範囲を越えた参照をしてしまうことがあった不具合を修正しています。C コンパイラの最適化をオフにしてて他にもいろいろ条件が組み合さった時にのみ再現する現象のようです。また対応方法も完全ではないとコミットログには書かれています。 [ruby-core:116178] [Bug #20178]
[f5237e105a] "dependabot[bot]" 2024-01-12 02:10:14 UTC
GitHub Actions の独自に定義している action の setup/directories というので使っている actions/cache のバージョンを更新しています。
[1e9fac4dbc] "dependabot[bot]" 2024-01-12 02:36:28 UTC
GitHub Actions の workflows で利用している actions/cache アクションのバージョンを更新しています。
[6a45320c25] Hiroshi SHIBATA 2024-01-12 05:55:57 UTC
リリースノートを生成するツール tool/gen-github-release.rb で GitHub の release も作成する処理でタグ名の "v" を削るための String#gsub で全ての "v" を削るようになってたので先頭についているものだけ削るようにしています。
[4ba8f0dc99] KJ Tsanaktsidis 2023-11-12 02:24:55 UTC
ASAN を有効にしてビルドした時のために VM スタックの範囲を関数呼び出しで取り回す変更のようです、が、ここからの ASAN 対応のコミット群はすぐ後で revert されているので今回は詳細はスルーします。 [ruby-core:115346] [Bug #20001]
[6185cfdf38] KJ Tsanaktsidis 2023-11-12 02:34:43 UTC
ということでこれも ASAN を有効にしてビルドした時のための対応ですが、すぐ後で revert されているので今回は詳細はスルーします。 [ruby-core:115346] [Bug #20001]
[179228cd83] KJ Tsanaktsidis 2023-11-12 03:47:15 UTC
ということでこれも ASAN を有効にしてビルドした時のための対応ですが、すぐ後で revert されているので今回は詳細はスルーします。 [ruby-core:115346] [Bug #20001]
[bdafad8790] KJ Tsanaktsidis 2023-11-12 03:57:10 UTC
ということでこれも ASAN を有効にしてビルドした時のための対応ですが、すぐ後で revert されているので今回は詳細はスルーします。 [ruby-core:115346] [Bug #20001]
[d10bc3a2b8] KJ Tsanaktsidis 2023-11-12 05:19:31 UTC
ということでこれも ASAN を有効にしてビルドした時のための対応ですが、すぐ後で revert されているので今回は詳細はスルーします。 [ruby-core:115346] [Bug #20001]
[51ba654939] Hiroshi SHIBATA 2024-01-12 06:26:50 UTC
tool/gen-github-release.rb で GitHub の release を作成する時にバージョンに rc や preview という文字列が含まれていた時に prerelease フラグをつけるようにしています。
[18d85af969] git 2024-01-12 06:58:39 UTC
gems/bundled_gems と NEWS の minitest のバージョンを更新しています。
[688a6ff510] KJ Tsanaktsidis 2024-01-12 06:32:16 UTC
というわけで ASAN 対応のコミット d10bc3a2b8300cffc383e10c3730871e851be24c を revert しています。 [ruby-core:115346] [Bug #20001]
[33a03cb236] KJ Tsanaktsidis 2024-01-12 06:32:16 UTC
というわけで ASAN 対応のコミット bdafad879093ef16a9a649154c4b2e4ebf492656 を revert しています。 [ruby-core:115346] [Bug #20001]
[ac0ba3c07e] KJ Tsanaktsidis 2024-01-12 06:32:16 UTC
というわけで ASAN 対応のコミット 179228cd83a926efcd79ca5d0c6ed6af0c2389c0 を revert しています。 [ruby-core:115346] [Bug #20001]
[6af0f442c7] KJ Tsanaktsidis 2024-01-12 06:32:16 UTC
というわけで ASAN 対応のコミット 6185cfdf38e26026c6d38220eeca48689e54cdcf を revert しています。 [ruby-core:115346] [Bug #20001]
[396e94666b] KJ Tsanaktsidis 2024-01-12 06:32:16 UTC
というわけで ASAN 対応のコミット 4ba8f0dc993953d3ddda6328e3ef17a2fc2cbde5 を revert しています。 [ruby-core:115346] [Bug #20001]
[80feecd6a3] Hiroshi SHIBATA 2024-01-12 09:14:26 UTC
rubyspec で外部コマンドの cat を利用しているところを Windows 環境では rem を使ったり platform 指定で guard を入れたりして避けるようにしています。
[3103ed4159] Hiroshi SHIBATA 2024-01-12 09:20:25 UTC
rubyspec で外部コマンドの sleep を利用しているところを Windows 環境では timeout というコマンドを利用するようにしています。
[3113bc8d44] Hiroshi SHIBATA 2024-01-12 09:50:31 UTC
rubyspec の外部コマンド stat を利用しているところが Windows では利用できないので例外を捕捉して skip するようにしています。platform_is で guard していないのは実行できる環境(msys とかで?)もあるからかな。
[0a27142cf1] Hiroshi SHIBATA 2024-01-12 09:51:16 UTC
rubyspec の require のテストでロード済みの拡張ライブラリから無視すべきものに Encoding 用の windows_31j を追加しています。
[5fa3259b13] Hiroshi SHIBATA 2024-01-12 10:09:02 UTC
GitHub Actions の rubyspec を実行するバージョンから 3.3 を一時的にコメントアウトして除外しています。いくつか修正されていましたがまだ通らないとのこと。
