ruby-trunk-changes 2019-04-27

今日は irb の更新時に巻き戻った変更の再適用や IA64 環境の不具合修正などがありました。

[8990779d36] nobu 2019-04-27 09:15:49 +0900

irbiterator? を使っていたところを block_given? を使うようにしています。なんか変だなと思ったらこれは r66866 の(svn の頃の)コミットを再適用したもののようでした。Author は nobu だけど committer は znz さん。

[c8b675adb9] naruse 2019-04-27 09:17:24 +0900

こちらも irbirb_binding を警告避けしつつ再定義する記法の修正。 r67679 の再適用ですね。

[a2219e687e] git 2019-04-27 09:17:50 +0900

version.h の日付変更。

[782e487260] naruse 2019-04-27 11:31:30 +0900

irb のテストの警告除去。 r67678 の再適用です。

[569c1ef6f1] Takashi Kokubun 2019-04-27 11:42:40 +0900

irb の upstream からの再度同期。 タイミングで r67678 のぶんは巻き戻ってしまったようです。

[baad9e8a1c] Takashi Kokubun 2019-04-27 12:08:49 +0900

NEWS ファイルの irb の色付け対応のエントリに環境変数 TERM による判定について追記しています。

[be8cf0d4f6] Kazuki Tsujimoto 2019-04-27 12:16:28 +0900

NEWS ファイルの pattern matching についてのエントリに experimental な機能であることを追記しています。

[48313f129a] Kazuhiro NISHIYAMA 2019-04-27 12:22:54 +0900

Enumerator::ArithmeticSequence#begin の rdoc の call-seq に nil がかえってくることもありえることがわかるように書いています。beginless range が導入されたからですね。

[5f6ba669ff] Takashi Kokubun 2019-04-27 12:28:52 +0900

Wercker で GC.compact 関連のテストは分離するようにしています。

[ecf660e438] James Clarke 2019-04-27 12:35:41 +0900

r59829 で cont_save_thread() で sth->ec.machine.stack_end だけクリアして sth->ec.machine.stack_start はそのままにしたのに ia64 の時は両方クリアするようにしてましたが、ia64 の時も sth->ec.machine.stack_start をそのままにするようにしています。これ憶えてる。なんで ia64 だけ違うのか不思議だったんですがミスだったのかな。 https://github.com/ruby/ruby/pull/2155

[7fe04850d2] okuramasafumi 2019-04-27 12:35:41 +0900

UnboundMethod#owner の rdoc 用コメントで receiver を参照と書かれているけど、クラス名が省略されているためリンクになっていなかったので Method#receiver を明記するようにしています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/2156

[bc01f7b721] Kazuki Tsujimoto 2019-04-27 12:55:32 +0900

AST を --dump=parsetree_with_comment でダンプした時に NODE_IN の最初の子要素について value と書かれてたのを pattern に修正しています。

[afb361dfd0] Takashi Kokubun 2019-04-27 20:15:08 +0900

AppVeyor でも GC.compact のテストを分離するようにしています。