FF7 クライシス コア クリア

FF7CC こと クライシス コア をやっとクリアしました。えーた買ったのがいつだったっけ。……あれ、日記に書いてないっぽい。

これまた年を越してしまいましたので、クリア直後のテンションは失なわれてしまいましたが。

FF7厨としては、なんだかんだいって嬉しい作品ではありますよ。エアリスが性格違うだろとか、ツォンさんかっこよすぎ(というかむしろFF7冒頭での非道が浮いてる)とか、ザックスとエアリスもろ両想いじゃん(FF7ではエアリスはあんまり親しくなかったと言ってたが)とか、なんか泣かせようとすることに重心を置きすぎて話の筋を違えちゃったのね、というのがありありと判るとか、いろいろあると思いますが、この画質でニブルヘイム脱出のシークエンスを観れるというだけで、そういった諸々は目をつむってもいいと思う。と、いうよりも、「だが、それがいい」。こっちのほうがいいよ。わたしゃあえてどっちかと言えばクラティなんだよ。

ゲーム性は特になんとも思わず。アクション苦手でもコツがわかればなんとかなるし、強化するためのやりこみ要素も用意されているので、頑張れば誰でもクリアできる程度。それでいいと思う。むしろもっと簡単でもよかった。どうせムービー観るためのゲームなんだから。

それにしてもこのスロットみたいな戦闘システムはどうなんだろ、と思ってたら、これが最後に演出に利用されてるんですよね。左上でくるくる回ってるスロットに登場人物の顔と数字が表示されていて、それが揃うことでリミットブレイク技が発動したり、レベルアップしたりというしくみで、テンポも悪くなるし非常によくないシステムだなぁと思ってました。ザックスは最後死ぬ*1のだけど、最後の大量(無限増殖)の敵との戦闘で、このスロットが通常と違う動作をして、3つづつ別々のキャラクターが並んで、それまでのエピソードのフラッシュバックが挿入されて、顔グラフィックが白抜きになるという演出で「ザックスがまさに最後を迎えつつある*2」ということを表現しています。これがボロっときました。またエアリスだけ別格で、最後まで消えないのが……。この演出がやりたいがためにこのシステムを採用したいではないかと勘ぐってしまうくらいはまってました。

さーこれで次はPS3FFVIIのリメイクを待つばかり。ああ、ヴィジュアルマガジン「CLOUD」というのもあったな。気が向いたら買います。

*1:そういえば、唯一の主人公が不可避的に最後に死ぬというゲームは珍しいんじゃないかしらん

*2:もしかしたら記憶から消えていくということだったのかも