ぼかりす

先日から巷でお祭になっているらしいぼかりすによる PROLOGUE と、亞北ネルさんのところで紹介されてた2ちゃんに降臨した天才(本命はMEIKOらしい)をいまさら聴いてみました。

  1. どちらにしてもできはすごい*1
  2. なんにせよ Vocaloid2 であそこまでは到達できるわけだ
    1. 希望の星ではある
    2. 反面おそろしく道程は長いようでもある
  3. いずれにせよ手作業での調整は大変すぎる。ファイルフォーマットって開示されてるのかな?

ぼかりす(VocaListener)については、どこかで「VocalにおけるMotionCapture」と表現していたように、人間の歌う音声からVocaloidの調整パラメータを自動抽出という方針のようで、それはそれで「あの人の唄い方であの声で唄わせる」ということができて意味はあるとは思いますが、個人的にはそれ自体にはあんまり興味が湧かないですね。「結局唄わなきゃいけないんだったら意味ないじゃん」というか、別にうまく唄わせることが目的じゃない、というのは違うなぁ。なんだろう、「強い人工生命」と「弱い人工生命」の差のような感じ。やっぱりなにか違うか。

調整の自動化(例えば、膨大なデータベースを元にして簡易な指示から具体的なパラメータ調整に落し込むような)というのならかなり興味が湧きますから、パラメータ抽出のしかたなどはとても気になるトピックです。

*1:PROLOGUEのほうは後処理してそうな感じもあるので多少ごまかしありそうな気もします。けど「あんまりうまくない」ところまで再現されてしまっているあたり、ちゃんと人間の唄い方を模倣しているとは思います。2ちゃんのほうは素直に神です。