ruby-trunk-changes r30501 - r30506

成人の日の今日はドキュメントやテストの変更だけであまり大きな変更はありませんでした。

svn:r30502 2011-01-10 07:44:17 +0900

version.h の日付更新。

kazu:r30503 2011-01-10 07:44:19 +0900

misc/README に rdoc-mode.el と ruby-style.el についての記述を追加。

akr:r30504 2011-01-10 11:24:04 +0900

util.c の関数マクロの引数にかっこをつける修正です。

nobu:r30505 2011-01-10 13:51:20 +0900

misc/rdoc-mode.el でも行末の空白をハイライトするように設定を追加。また misc/inf-ruby.el 自体の行末の空白を削っています。

nobu:r30506 2011-01-10 14:32:59 +0900

test_method.rb のテストケースに、Class と Module 間で UnboundMethod を使って define_method でメソッドを定義できないことのテストを追加しています。
[Feature #4254] の議論を受けてのことだと思いますが、まだ議論は続いているようなのでとりあえず Class と Module の間の移動はなしというのを明確にしたというところだと思います。ちなみに Matz は Class 間の移動は組み込み型の C で定義されたメソッドは構造体の型に依存しているので移動できないけど Module のメソッドなら OK かも、という意見を表明しています。そういうのは自己責任だという意見もありますが、この場合はやっちゃうと SEGV などが起きる可能性があるから容認できないような。
ちなみに現在は継承関係にない Class 間のメソッドの移動は例外になっています。継承してるんだから途中のクラスやモジュールで遮蔽されてない限り移動する必要もないので、実質 define_method に UnboundMethod を渡すのはあまり使い途がないのが現状ではないかと思います。