ruby-trunk-changes r34494 - r34516

今日は少しコミット多いです。昨日のテスト用のメモリリークチェックの修正に関連して DL や Fiddle の不具合修正などがありました。

akr:r34494 2012-02-09 00:44:41 +0900

Enumerable#flat_map の rdoc のサンプルコードを挙動がよくわかるように少し変更しています。

svn:r34495 2012-02-09 00:44:44 +0900

version.h の日付更新。

tenderlove:r34496 2012-02-09 03:03:51 +0900

lib/rexml/parsers/baseparser.rb のブロックパラメータで外側のローカル変数と同じ名前を使っていて -w つきだと警告が出ていたのを修正しています。

naruse:r34497 2012-02-09 03:29:52 +0900

r34493 で追加したメモリリークの検査用のスクリプトで ps(1) コマンドを使う部分で FreeBSD の ps の -o オプションの指定方法は引数毎に -o オプションを分けないといけないそうなので書き換えています。

naruse:r34499 2012-02-09 04:13:14 +0900

Pathname.binread のテストメソッドで binread ではなく read を呼んでいたのを修正。まあ "abc" を比較するだけなら read でも binread でも同じなので encoding のチェックもしたほうがいいのかもしれませんね。 [ruby-core:42440] [Bug #5984]

usa:r34504 2012-02-09 11:32:58 +0900

DL に Win64 用の DL::DWORD32, DL::DWORD64 という型の追加と DL::HANDLE のバイト幅をポインタとあわせるように調節しています。

nobu:r34505 2012-02-09 12:25:07 +0900

行末の余分な空白の削除。

usa:r34506 2012-02-09 16:03:07 +0900

拡張ライブラリ fiddle で Ruby の数値を LONG_LONG 型へ変換するのに rb_big2ull() を使っていて Bignum と決め打ってましたが Fixnum がくるかもしれないので NUM2ULL() を使うように修正しています。 Fixnum を渡すと SEGV か SIGBUS になってしまう可能性がありました。

usa:r34507 2012-02-09 16:10:26 +0900

DL::ValueUtil で LONG_LONG 型の値を取り出すのに pack/unpack の "q!", "Q!" という指示子を使っていましたがこの記法はまだサポートされていないので ! なしを使うようにしています。あー q/Q にはサイズ指示子 ! はまだ追加されていなかったんでしたね。一度はコミットしたもののすぐ revert されていたようです。 http://d.hatena.ne.jp/nagachika/20101018/ruby_trunk_changes_29520_29530

usa:r34508 2012-02-09 16:11:23 +0900

r34493 で追加したメモリリークチェック用のテスト用メソッドを Win64 でも動くようにポインタのサイズによって型の指定を調節するようにしています。

nobu:r34510 2012-02-09 16:48:22 +0900

DL の ALIGN_?? と SIZEOF_?? の rdoc の説明を自然な表現に修正しています。

akr:r34514 2012-02-09 22:18:26 +0900

Enumerable#flat_map の rdoc にさらにサンプルコードを追記しています。

nagachika:r34516 2012-02-09 23:44:10 +0900

Pathname#binread のテストケースで読み込んだ文字列のエンコーディングが ASCII-8BIT であることのチェックを追加しました。