今日も主に dbm と curses のヘッダ/ライブラリチェックの修正と、ふたたび llvm-gcc でコンパイルできるように configure でのチェックをやめる変更がありました。
akr:r34724 2012-02-22 06:04:04 +0900
拡張ライブラリ dbm で Berkeley DB のエラーメッセージを抑制するために DBC::dbp::set_errfile() で NULL を設定するようにしています。またここで使うため DBC という型が定義されているかチェックするようにしています。 [ruby-dev:45269]
svn:r34725 2012-02-22 06:04:09 +0900
version.h の日付更新。
akr:r34726 2012-02-22 06:13:52 +0900
Mac OS X の ndbm.h が db.h を include していないのでバージョン情報の検出に失敗していたので、DBM_SUFFIX というマクロが定義されているかも見るようにしています。
drbrain:r34727 2012-02-22 08:02:29 +0900
Kernel#test の rdoc のマークアップの修正。
nobu:r34728 2012-02-22 10:18:09 +0900
make test-all と test-ruby の依存関係にそれぞれ main(拡張ライブラリを含む), encs(エンコーディングライブラリ群)を追加しています。
nobu:r34729 2012-02-22 10:32:14 +0900
mkmf.rb の have_framework のテストで Cocoa フレームワークのチェックを使っていたのを CoreFoundation に変更しています。Cocoa は QuickTime SDK に依存していて、Xcode 4.3 では QuickTime SDK なしのインストールができるため Cocoa だと失敗する可能性があるためだそうです。
naruse:r34730 2012-02-22 11:03:56 +0900
regparse.c で "//" による1行コメントが利用されていたのを /* */ 形式に変更しています。
naruse:r34731 2012-02-22 12:22:08 +0900
r34278 の修正により llvm-gcc で Fiber/Continuation が動くようになったので configure.in で llvm-gcc を使っていたらエラーにして clang を使うように促していたのをやめにしています。
kazu:r34732 2012-02-22 12:50:02 +0900
doc/NEWS-1.9.3 の対応する開き括弧のない閉じ括弧を削除しています。
nobu:r34733 2012-02-22 15:39:57 +0900
ChangeLog の行末の空白の除去。
nobu:r34734 2012-02-22 15:47:09 +0900
make test-all の時の引数に -q をデフォルトで渡すようにしています。make test-all する時には TESTS="-vq" を渡すのが定石で -q は skip の詳細情報を最後に表示するのを抑制します。
nobu:r34735 2012-02-22 17:07:38 +0900
IO.foreach でブロックを渡さず Enumerator を返させる時にキーワード引数が解釈されない不具合を修正しています。 [ruby-dev:45267] [Bug #6054]
nobu:r34736 2012-02-22 17:36:25 +0900
r34735 の修正では IO.foreach にブロックを渡さず Enumerator を作った時に ArgumentError になるようになってたので argc を保存しておいて RETURN_ENUMERATOR にはそちらを渡すようにしています。 [ruby-dev:31525]
naruse:r34738 2012-02-22 18:06:40 +0900
r34734 の make test-all で -q を常に渡すようにする修正を revert しています。
nobu:r34739 2012-02-22 18:34:59 +0900
date, rdoc のテストの外部の gem ライブラリなどを要求するテストは明示的 skip ではなくて黙ってテストメソッドの定義を抑制するようにしています。
sorah:r34740 2012-02-22 18:47:24 +0900
make test-all の -q/--hide-skip オプションは打ち消すオプションがなかったので --show-skip というオプションを追加しています。
sorah:r34741 2012-02-22 18:47:28 +0900
また --no-retry (テストの parallel 実行の最後に失敗したテストを single 実行でリトライするようにする挙動を抑制する)も --retry で打ち消せるようにしています。
tadf:r34743 2012-02-22 19:23:23 +0900
r34739 のテストの skip の修正のうち date についての修正を元に戻しています。
akr:r34744 2012-02-22 19:48:59 +0900
ext/curses/extconf.rb でもチェックしたヘッダとライブラリを表示するようにしています。
akr:r34745 2012-02-22 20:44:26 +0900
ncurses の curses_version はライブラリによって変数だったり文字列を返す関数だったりするようなのでチェックして使い分けるようにしています。
akr:r34747 2012-02-22 21:45:04 +0900
curses の extconf.rb で切り出されたヘッダやライブラリのチェックするメソッドでブロックを受け付けていたのを引数に複数の lambda を受けとって順に呼ぶように拡張しています。
akr:r34748 2012-02-22 21:46:44 +0900
r34745 で curses_version が関数か変数かチェックした結果の条件コンパイルのところで #if を使っていたので #if defined(...) を使うように修正しています。
nobu:r34750 2012-02-22 23:27:11 +0900
iconv のテスト TestIconv::Option の定義をする条件にリテラルの false が含まれていて常にスキップされていたのを修正しています。 [ruby-core:42802] [Bug #6061]