ruby-trunk-changes r35821 - r35831

今日は GC の周辺というかメモリ管理まわりの不具合修正と、久しぶりにベンチマークの追加などがありました。

ko1:r35821 2012-05-27 23:41:01 +0900

ローカル変数の初期化、代入、大きな配列リテラル、ハッシュリテラルの評価のベンチマークを追加しています。

nagachika:r35822 2012-05-28 01:14:05 +0900

ChangeLog の行末の空白を削除。しかしここは削除じゃなくて文言が抜けてたのでした。

svn:r35823 2012-05-28 01:14:09 +0900

version.h の日付更新。

nagachika:r35824 2012-05-28 01:14:46 +0900

r35821 で追加されたベンチマークスクリプトの改行コードが \r\n になっていたので \n に修正。

nagachika:r35825 2012-05-28 01:25:19 +0900

ChangeLog の文言が抜けてたのを修正。

nari:r35827 2012-05-28 12:12:33 +0900

singleton_method_added というフックメソッドで例外を発生させるとメソッドテーブルに NULL が入った T_CLASS (クラスやモジュールの内部的な表現の型)のオブジェクトができてしまって、それを解放する時に SEGV してしまっていたので、解放する時に NULL チェックをするようにしています。 [ruby-dev:44436] [Bug #5254]

nobu:r35829 2012-05-28 13:35:36 +0900

configure に --disable-install-doc を付けると make install のターゲットが install-nodoc になるのですが、install-nodoc は miniruby だけコンパイルして ruby を依存関係に持っていなかったのでコンパイルされないという不具合があったのを修正しています。 install だけじゃなくて全体的に $(PREP) という変数に依存させていたものをそれぞれ必要なものに依存させるようにしているようです。 [ruby-dev:45683] [Bug #6506]

nobu:r35830 2012-05-28 13:54:04 +0900

strftime.c のインデント修正。このファイルはコーディング規約が他の ruby のものと違っていて linux style というのに則っているそうです。ファイル先頭あたりをみると出自がよそからもらってきたもののようですね(public domain)。

nobu:r35831 2012-05-28 16:56:58 +0900

Test::Unit の出力を改行せずに更新するモードにするかどうかのフラグの設定をちょっといじっています。この前のあたりの条件分岐がかなり複雑なのでよくわかりませんが、--verbose が明示的に指定されていなくて、結果的に色付きの出力になる時には自動的に改行しないモードになるようにしています。