今日は Array#to_h, Enumerable#to_h の仕様変更や Hash#reject で出力する警告を少し抑制するようにする変更などがありました。
zzak:r44346 2013-12-23 00:00:29 +0900
標準添付ライブラリ rake, rdoc, rss などの rdoc 用コメントの typo 修正。 https://github.com/ruby/ruby/pull/486
svn:r44347 2013-12-23 00:00:48 +0900
version.h の日付更新。
zzak:r44348 2013-12-23 00:48:49 +0900
r44346 の ChangeLog エントリの追加。
zzak:r44349 2013-12-23 03:21:14 +0900
doc/ChangeLog-1.9.3 やライブラリ等のコメントの typo 修正。 https://github.com/ruby/ruby/pull/485
zzak:r44350 2013-12-23 05:13:09 +0900
doc/syntax/methods.rdoc にメソッド名の命名の標準的な規約やマルチバイト文字を含んだメソッド名定義についてや ! で終わるメソッド名の意味について追記しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/477
marcandre:r44354 2013-12-23 12:42:29 +0900
Array#to_h および Eunmerable#to_h で各要素が要素数2よりも大きい配列だった時は単に無視していたのをエラーにするように変更しています。またえらいぎりぎりですねぇ。個人的にはこのほうがいいと思いますけど。 [ruby-core:59032] [Feature #9239]
a_matsuda:r44355 2013-12-23 14:34:39 +0900
nobu:r44356 2013-12-23 15:52:35 +0900
test/ruby/envutil.rb で ruby インタプリタのパスを作る時に Windows 環境での ".exe" を付加する処理を固定の suffix を使うのでなく RbConfig::CONFIG["EXEEXT"] を確認するようにしています。
nobu:r44357 2013-12-23 15:52:56 +0900
test/ruby/test_hash.rb のブロックパラメータによるローカル変数の遮蔽や未使用の変数の警告除去のためパラメータ名を変更しています。
nobu:r44358 2013-12-23 15:53:17 +0900
r44247 や r44263 のあたりの Hash#reject の修正のところで Hash のクラスやインスタンス変数、デフォルト値などが変更されていないかをチェックする部分で XXX_MISC_ATTRIBUTE という単語を使っていたところを XXX_EXTRA_STATES と変更しています。Hash#reject で出力する警告メッセージも変更しています。
nobu:r44359 2013-12-23 15:53:51 +0900
同じく r44247 や r44263 のあたりの Hash#reject の修正で Hash 継承したクラスのインスタンスに対して reject が呼ばれた時に警告を出力するようにしたのを、Hash からそのクラスまでのあいだにメソッドが追加削除されていないか(include や prepend による IClass も含む)まで確認して警告を出力するようにしています。 [ruby-core:59254] [Bug #9275]
nobu:r44360 2013-12-23 16:00:01 +0900
Hash#reject の警告出力の判定用のマクロ HAS_EXTRA_STATES の定義で r44359 でかっこの対応付けが間違っていたのを修正しています。 [ruby-core:59254] [Bug #9275]
nobu:r44363 2013-12-23 18:01:05 +0900
r44359 の Hash#reject の警告出力を継承したクラスでのメソッド追加をチェックして出力するために追加した関数でループ内で super を辿る処理が抜けてたため無限ループに陥っていた不具合を修正しています。 [ruby-core:59254] [Bug #9275]
nobu:r44364 2013-12-23 18:37:23 +0900
標準添付ライブラリ FileUtils の FileUtils.chown のテストは通常ユーザで動作するものはなかったのですが、自分が所属する group が複数あったらファイルの group だけは変更するテストが可能なのでそのようなテストを追加しています。 [ruby-core:59281] [Feature #9286]
