ruby-trunk-changes r50800 - r50807

今日は標準添付ライブラリ prime の最適化などがありました。

marcandre: r50800 2015-06-09 11:45:31 +0900

標準添付ライブラリ prime の最適化。事前に offsets を計算しておいたのを逐次計算するようにしています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/921
ChangeLog の変更したファイル名が lib/matrix.rb になっていますね。

svn: r50801 2015-06-09 11:45:44 +0900

version.h の日付更新。

marcandre: r50802 2015-06-09 12:32:11 +0900

標準添付ライブラリ prime の最適化続き。 @prime からコピーして一時配列を作ってから each でループさせていたのを (1..Float::INFINITY).each でループして一時配列を生成しないようにしています。

marcandre: r50803 2015-06-09 12:32:45 +0900

標準添付ライブラリ prime の最適化続き。 @primes に要素を追加するところ each で1つずつ push してたのを Array#concat で一度に追加するようにしています。
また r50800 の ChangeLog エントリの typo も修正しています。

nobu: r50804 2015-06-09 15:58:18 +0900

標準添付ライブラリ mkmf.rb で環境変数 CONFIGURE_ARGS や extconf.rb の引数の $configure_args への格納の際に "--" で始まらない引数をそのままの形で(先頭に "--" を付加せずに)格納するようにしています。 optflags などのオプションが指定できるようにしているようです。っていうか今までできなかったのか。

nobu: r50807 2015-06-09 16:25:44 +0900

version.c のマクロ MKSTR() で rb_usascii_str_new() のかわりに rb_usascii_str_new_static() を使うようにしています。渡している C の文字列が静的な領域にあるものなので、コピーせずにそのままバッファとして使うような文字列オブジェクトを生成させています。