ruby-trunk-changes r51513 - r51517

今日は Windows 版での Socket.ifaddrs の実装での内部的な利用 API の変更などがありました。

nobu: r51513 2015-08-09 22:43:44 +0900

finalizer 内での SIGINT での割り込みのテストで先に Proceess::Status の termsig で終了シグナルのチェックをしてから子プロセスの標準出力/標準エラー出力のチェックをするようにチェック順序をちょっと変更しています。

nobu: r51514 2015-08-10 10:07:57 +0900

eval.c の hidden_identity_hash_new() という関数で rb_hash_new() で Hash を作ってから rb_funcall で compare_by_identity メソッドを呼び出して ident hash を作ってたのを rb_ident_hash_new() を使って直接作成するように修正しています。

nobu: r51515 2015-08-10 10:08:02 +0900

拡張ライブラリ objspace でも reachable_objects_from_root() などで rb_ident_hash_new() を直接呼び出して ident hash を作成するように修正しています。

svn: r51516 2015-08-10 10:09:13 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r51517 2015-08-10 14:19:25 +0900

win32/win32.c で lstrlen() や lstrcpy() を利用していたところを ruby_strdup() を利用するように書きかえています。このため util.h を win32/win32.c の依存関係に追加しています。 lstrlen() とかって何だっけ…と思ったら Windows API の LPCTSTR という文字列型を操作する関数のようです。 Windows の文字の型や関数にはいろいろありますね。