今日は String#downcase, #upcase, #swapcase, #capitalize などの大文字小文字の変換についてのメソッドでのオプション指定時の処理の変更、Intel の icc でのビルドを可能にするための configure.in の変更などがありました。
nobu: r53555 2016-01-16 21:16:59 +0900
r53541 の再修正。 ヒアドキュメントの終端トークンが `` でクオートされている時も後続の文字列リテラルとの連結でインデント除去が伝播しないように修正しています。 [ruby-core:72857] [Bug #11990]
nobu: r53557 2016-01-17 14:41:01 +0900
拡張ライブラリ socket の Socket::Option の引数チェックをマクロ化して共有するようにリファクタリングしています。
svn: r53558 2016-01-17 14:41:02 +0900
version.h の日付更新。
nobu: r53559 2016-01-17 14:43:04 +0900
test/ruby/test_env.rb の Env#reject! と Env#delete_if のテストメソッドを分けるようにしています。また環境変数名の大文字小文字の区別についてのチェックを追加しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1201
nobu: r53560 2016-01-17 14:43:40 +0900
r53559 と同様に Env#select! と Env#keep_if のテストメソッドを分割して、環境変数名の大文字小文字の区別についてのチェックを追加しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1201
nobu: r53561 2016-01-17 15:31:36 +0900
拡張ライブラリ socket の Socket::Option の bool 型のオプションに int 型のサイズの文字列だけ受け付けるようにしていたのを、1 byte の文字列も受け付けるようにしています。Winsock は getsockopt(3) で 1 byte のバッファを boolean として使うそうです。 [ruby-core:72730] [Bug #11958]
duerst: r53562 2016-01-17 17:42:16 +0900
r53548 や r53554 の String#downcase の特別扱いと同様 :lithuanian オプションを指定した時の文字対応付けの処理を String#upcase, String#swapcase, String#capitalize でも有効にしています。 しかし r53554 の :turcic の時の特別扱いは revert されているみたいです。
nobu: r53563 2016-01-17 18:03:11 +0900
r53562 でコメントに書かれていた non-ASCII 文字を ASCII 文字で代替しています。
duerst: r53564 2016-01-17 20:10:45 +0900
r53562 の downcase などのメソッドのオプションで指定される flags のチェックの間違いを再修正。
duerst: r53565 2016-01-17 20:40:46 +0900
r53548 や r53554、r53362 で String#downcase などに :lithuanian を渡した時に特別扱いするようにしていたのを、何であれオプションが渡されたらそちらのパスに入るように変更しています。 :lithuanian ってリトアニア語のことだと思うのですけど、アクセント記号? などがあるので文字の扱いが異なるのでしょうけど、turkic と組み合わせてたところはなぜなのか不思議だったのですが、仮に特殊な大文字小文字対応の代表として使われてただけなのかもしれませんね。