ruby-trunk-changes r53899 - r53908

今日は主にテストの修正がありました。

headius: r53899 2016-02-23 08:22:39 +0900

拡張ライブラリ psych のテストで JRuby の parser だとエラーになってしまうので Psych::Emitter#start_stream を最初に呼んでおくようにしています。

svn: r53900 2016-02-23 08:22:39 +0900

version.h の日付更新。

headius: r53901 2016-02-23 08:22:56 +0900

Math のテストで Fixnum/Bignum/Rational などの to_f メソッドを上書きしていたのを戻す処理を ensure 節にして、確実に戻すようにしています。

headius: r53902 2016-02-23 08:23:10 +0900

Math のテストで Bignum を引数に渡した時の to_f の呼び出しの確認で整数がどのプラットフォームでも Bignum になるように 64bit 左シフトするようにしています。

headius: r53903 2016-02-23 11:03:37 +0900

Thread#kill と Thread#alive? の関係のテストで子プロセスを立ち上げているもののタイムアウトを 3 sec から 10 sec にのばしています。多分これも JRuby の起動に時間がかかるのに対応するためでしょうね。

duerst: r53904 2016-02-23 15:21:55 +0900

enc/unicode/case-folding.rb で casefold.h を生成する時に Unicode 関連のダウンロードファイル SpecialCasing.txt の内容を呼んでそれに応じた flag を持たせるようにしています。これが一連の Unicode の casefold.h がらみの変更のゴールですかね。

nobu: r53905 2016-02-23 16:59:17 +0900

enum iseq_mark_ary_index の宣言に最後に ISEQ_MARK_ARY_INITIAL_SIZE を追加して配列サイズ用に使うとともに、常に最後になる要素を置くことで要素の追加時に行末のカンマで余分な行編集しなくてすむようにしています。

duerst: r53906 2016-02-23 21:53:10 +0900

enc/unicode/case-folding.rb で生成する casefold.h の titlecase のフラグに T(n) のようにインデックスを付加するようにしています。 そして別途 TitleCase というCodePointList3 の配列を casefold.h に定義するようにしていますが、当座は関数マクロ T(n) は引数を捨てているのでまあ参照はしていないようです。

headius: r53907 2016-02-24 01:51:43 +0900

Thread 内の例外発生時の $DEBUG=true による警告のテストで EnvUtil.invoke_ruby を起動する引数にオプションが空白区切りで渡されていたのを、配列で渡すように修正しています。 むむ、なるほど "warning: unknown argument for ..." の警告が出るだけだったので気がつかなかったんですね。

svn: r53908 2016-02-24 01:51:44 +0900

version.h の日付更新。