今日も Time#strftime の実装のリファクタリング(の追加修正)や m68k 環境などでのスタック領域計算の不具合の修正などがありました。
nobu: r54248 2016-03-24 22:38:20 +0900
r54246 の strftime 実装の変更で FMT_PRECISION() というマクロは precision への代入を含んでいたのにそれをさらに precision へ代入するように利用していたので余分な代入は削っています。 未定義挙動になるんだそうです。へー。 [ruby-core:74532] [Bug #12213]
nobu: r54249 2016-03-24 22:39:42 +0900
r54248 の ChangeLog エントリが2重になっていたので1つ削っています。
nobu: r54250 2016-03-25 00:01:39 +0900
r54248 の再修正。 FMT_PRECISION() の結果を代入しないようにしてましたが、そうじゃなくて FMT_PRECISION() の展開が代入を含まないようにして展開結果を代入するようにしています。 [ruby-core:74532] [Bug #12213]
svn: r54251 2016-03-25 00:01:40 +0900
version.h の日付更新。
nobu: r54252 2016-03-25 00:12:56 +0900
r54246 の rb_strftime_with_timespec() の変更でフォーマット文字列生成中に指示子より前の文字列ぶんの場所を確保して前が切れないように修正しています。
nobu: r54253 2016-03-25 00:49:43 +0900
同じく strftime の実装で数値が Bignum の時に rb_big2str() を利用するようにしています。
nobu: r54254 2016-03-25 01:04:51 +0900
mkmf のテスト test/mkmf/test_find_executable.rb で共通の前処理をメソッドに括り出すリファクタリング。
nobu: r54255 2016-03-25 01:10:43 +0900
標準添付ライブラリ mkmf の find_executable0 で Windows 環境では "" によるクオートがある可能性があるので削る処理を入れています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1305
naruse: r54256 2016-03-25 01:51:30 +0900
m68k の環境(マシンスタックが上に伸びていく環境)でスタック領域の計算が間違っていたのを修正しています。あー、ここのスタック領域の計算なんか不思議だったんですよね。 [ruby-core:74020] [Bug #12118]
nobu: r54257 2016-03-25 11:08:39 +0900
標準添付ライブラリ uri の URI::HTTP.new の rdoc 用コメントのサンプルコードで引数のかず が間違っていたのを修正しています。 [ruby-core:74540] [Bug #12215]
=begin .. =end によるコメントアウトは?? initialize が super で委譲しているだけだから不要なので削ったってことですかね。
nobu: r54258 2016-03-25 13:38:13 +0900
拡張ライブラリ openssl が NPN サポートを OFF にした OpenSSL とリンクしようとするとうまくいかない不具合を修正しています。マクロの存在チェックでなく SSL_CTX_set_next_proto_select_cb() という関数の存在チェックで条件コンパイルするようにしています。 [ruby-core:74384] [Bug #12182]
duerst: r54259 2016-03-25 16:40:49 +0900
r54229 の Unicode の titlecase フラグの対応について String#downcase, #upcase, #capitalize などのテストに assertion を追加しています。ぱっと見同じ文字のように見えるけど微妙に違う…。
usa: r54288 2016-03-26 00:12:25 +0900
r53299 の ChangeLog エントリの email アドレスを修正しています。 [ruby-core:74572] [Bug #11870]
svn: r54289 2016-03-26 00:12:26 +0900
version.h の日付更新。
