ruby-trunk-changes r55741 - r55745

今日は Range#step で引数のチェックで内部的に呼び出すメソッドの変更がありました。

nobu: r55741 2016-07-25 06:43:05 +0900

DTrace を使ったテストの helper で r55735 で ruby-runner を miniruby に置換する部分を条件分岐をやめて String#sub で正規表現で変換するようにしています。

svn: r55742 2016-07-25 06:43:06 +0900

version.h の日付更新。

ko1: r55743 2016-07-25 17:00:46 +0900

debug.c の ruby_debug_printf() で標準エラー出力にオブジェクトの内容をダンプする時に rb_inspect() を使っていたのを rb_raw_obj_info() を呼び出して内部情報を取り出すようにしています。

kazu: r55744 2016-07-25 21:12:19 +0900

doc/maintainers.rdoc のファイル名の typo や拡張子抜けを修正しています。

nobu: r55745 2016-07-25 21:33:15 +0900

Range#step の引数チェックで rb_funcall() で < や > メソッドを呼び出して正数であるか確認していたところを、より一般的というか primitive な比較用の演算子 '<=>' メソッドを呼び出して、その結果でチェックするように変更しています。ここに来た step はもう rb_to_int() で Integer に変換されているはずなので、受け付けるオブジェクトの汎用化というよりは効率とか一貫性のためかなぁ。