ruby-trunk-changes r57715 - r57718

今日は不正なヒアドキュメントの記法を parse すると SEGV することがある不具合の修正や拡張ライブラリ win32ole の Windows nano server 対応などがありました。

suke: r57715 2017-02-26 07:28:22 +0900

拡張ライブラリ win32ole が Windows nano server (という環境があるみたいですね)でうまく動かないようなので、検出して初期化の方法を変えるようにしています。

svn: r57716 2017-02-26 07:28:23 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r57717 2017-02-26 09:33:06 +0900

ヒアドキュメントの指定のトークンの不正な状態で終わってるスクリプトを parse すると SEGV する不具合を修正しています。発生条件はけっこう込み入っていて、インデント除去つきのヒアドキュメントのトークンにクオートされた文字列を使って、さらにその中に式展開が含まれているもので、トークンでちゃんと終端していない場合、です。実際これを踏むことはそうはなさそう。 [ruby-core:79772] [Bug #13253]

nobu: r57718 2017-02-26 18:33:17 +0900

node.c の dump_node(--dump=parsetree などのオプションで AST を表示する時に使う関数)で ||= や &&= などの演算子つき代入のメソッドの表示の typo 修正。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1528