ruby-trunk-changes r59091 - r59101

今日は json, psych などの拡張ライブラリの upstream からのマージ、rubyspec, mspec のマージなどがありました。

nobu: r59091 2017-06-15 20:51:39 +0900

r59084 の tool/make-snapshot での 7z コマンドより zip などを優先する変更を revert しています。 元々 r57060 で 7z のほうが圧縮率がいいのでこちらで圧縮するようにしていたので。

eregon: r59092 2017-06-15 21:48:26 +0900

mspec に upstream から変更をマージしています。

eregon: r59093 2017-06-15 21:48:52 +0900

rubyspec も upstream のリポジトリから merge しています。

svn: r59094 2017-06-15 21:48:54 +0900

r59093 で新規追加されたファイルの svn property 設定。

eregon: r59095 2017-06-15 22:34:32 +0900

rubyspec にさらに変更をマージしています。

usa: r59096 2017-06-15 23:04:29 +0900

rubyspec で C API のテスト用の拡張ライブラリをビルドする時に DESTDIR に空文字列を指定するようにしています。 Windows 環境でインストール先とビルドディレクトリ(フォルダ)のドライブが異なる時にエラーになっていたのを修正しているようです。

nobu: r59097 2017-06-16 10:53:15 +0900

ruby_error_print() という関数を利用していたところを rb_threadptr_error_print() を使うようにして、不要になった ruby_error_print() を削除しています。

svn: r59098 2017-06-16 10:53:16 +0900

version.h の日付更新。

hsbt: r59099 2017-06-16 12:04:46 +0900

拡張ライブラリ json に upstream のリポジトリから 2.1.0 をマージしています。 https://github.com/flori/json/blob/master/CHANGES.md#2017-04-18-210 JSON.parse で decimal_class というオプションを追加して、数値をオブジェクト化する時にどのクラスのインスタンスにするかを指定できるようにしています。これで BigDecimal などを指定して Float 化した時の誤差を低減することができるようです。

ko1: r59100 2017-06-16 13:04:53 +0900

r59099 の変更で json のテストに require "bigdecimal" が必要になっていたので追加しています。

hsbt: r59101 2017-06-16 16:02:22 +0900

拡張ライブラリ psych の upstream から 3.0.0-beta2 をマージしています。 Time オブジェクトの deserialize 時のタイムゾーンの扱いの修正や Delegator の serialize のサポート追加などがあるようです。 https://github.com/ruby/psych/pull/158 https://github.com/ruby/psych/pull/316