ruby-trunk-changes r64910 - r64913

今日は Windows の更新により標準入出力が動かなくなった問題の対応などがありました。

stomar: r64910 2018-10-03 21:57:45 +0900

RubyVM::AST.parse や RubyVM::AST.parse_file, RubyVM::AST::Node#inspect の rdoc 用コメントの typo 修正や文法や記法の修正。

stomar: r64911 2018-10-04 04:19:33 +0900

標準添付ライブラリ fileutils の Module 全体に対する rdoc 用コメントと module 文の間に MJIT 用の workaround のための require の rescue が入ってたのでドキュメントが外れてしまっていたので、これをコメントの前に移動しています。

svn: r64912 2018-10-04 04:19:36 +0900

version.h の日付更新。

usa: r64913 2018-10-04 15:29:31 +0900

Windows 版で r54737 や r55792 で MSVC14 以降 struct ioinfo の内容が遮蔽されているので自前で中身を推定してなんとかするというハックをしていたのですが、Windows 10 の更新で struct ioinfo の内容が変化したみたいで、動かなくなっていたのを修正しています。 struct ioinfo の構造体の後半の余りの部分のサイズを推定する処理を RUBY_MSVCRT_VERSION が 140 以降の時も行なうようにしています。構造体の後半になにかが追加されてしまったみたいですね。