ruby-trunk-changes 2020-09-28

今日は主に rubygems, bundler, racc など標準添付ライブラリの upstream からの更新がありました。

[41eba95920] Benoit Daloze 2020-09-27 19:31:13 UTC

dead7478748a828c45e16134fca812bc7771344e で IO のテストで Tempfile.create を使うようにリファクタリングしたうちの finalizer での autoclose についてのテストの部分は revert しています。Windows で開いた状態のファイルが削除でないため。

[1c95436693] git 2020-09-27 19:33:14 UTC

version.h の日付更新

[ee7c260b60] Nobuyoshi Nakada 2020-09-28 03:50:39 UTC

thread_win32.c の native_mutex_trylock() に RBIMPL_ATTR_MAYBE_UNUSED() による修飾子を追加しています。現在未使用なため。

[36d1bb720c] Nobuyoshi Nakada 2020-09-28 03:51:53 UTC

sprintf.c の MAYBE_UNUSED() マクロ定義が conflict していたとのことで削除しています。

[67ae1d441d] Nobuyoshi Nakada 2020-09-28 04:05:21 UTC

configure で CC の変数にセットするコンパイラを指定するのに cygwin でも clang を優先しないようにしています。

[0629e695e3] Nobuyoshi Nakada 2020-01-10 11:18:31 UTC

rubygems の gem build サブコマンドに --platform オプションを追加して JRuby などの他の実装向けのビルドができるようにしているようです。

[b83787b1ce] bronzdoc 2020-08-31 05:59:38 UTC

rubygems の gem cleanup サブコマンドのオプション --dryrun を --dry-run に変更いています。他のサブコマンドに合わせてるようです。

[be980dd9fa] bronzdoc 2020-08-31 06:21:20 UTC

b83787b1ceb4441362fd3d966ce099e360a48646 の変更の非互換を解消するため gem cleanup の --dryrun オプションも追加して警告つきで --dry-run と同じ挙動をさせるようにしています。

[777840a16a] bronzdoc 2020-08-31 13:19:40 UTC

be980dd9fa99dc42b064ce596240f7623b97f1fb で誤って short option も追加してしまっていたので削っています。

[828cefd629] bronzdoc 2020-08-31 14:52:59 UTC

be980dd9fa99dc42b064ce596240f7623b97f1fb の gem cleanup の --dryrun オプション追加に deprecated なオプションとしての指定も追加しています。

[c6bdf75049] David Rodríguez 2020-04-28 14:28:52 UTC

rubygems の依存関係解決に rubygems 自身のバージョンの下限の指定の解釈を修正しているようです。

[ab5e9516b7] Hiroshi SHIBATA 2020-08-07 00:02:40 UTC

c6bdf750499491d12c947de546c164a854dd0703 の修正に ruby 2.3 系をサポートするためというコメントを追記しています。

[7fc8f83edb] Ellen Marie Dash 2020-07-04 23:19:27 UTC

rubygems の gem update 時の --silent オプションが gem install に伝播されてなかったのを修正しています。

[e8274a7683] Ellen Marie Dash 2020-07-30 21:24:05 UTC

rubygems の gem update のメッセージを --silient オプションが付けられてたら抑制するようにしています。

[9bbca93aa8] Ellen Marie Dash 2020-07-30 22:15:15 UTC

rubygems の gem update のメッセージを --system と --silient オプションが付けられてたら抑制するようにしています。

[91865230cd] Jean Boussier 2020-07-23 13:21:37 UTC

rubygems の lib/rubygems/specification.rb でクラス変数を埋め込んだスクリプトを生成して eval でメソッド定義しているところで先頭に # frozen_string_literal: true とマジックコメントをつけるようにしています。文字列で eval してメソッド定義するのわりと久しぶりにみたな。

[c55b5f1062] Yusuke Endoh 2020-09-11 03:00:29 UTC

rubygems の gem install の高速化のためキャッシュを使ってオブジェクト生成を抑制するようにしています。

[ac3f80a58e] xndcn 2020-08-04 05:25:59 UTC

rubygems の gem パッケージダウンロードの cache directory の書き込み権限のチェックを追加しています。

[18c642da86] Nobuyoshi Nakada 2020-07-22 17:36:27 UTC

bundle gem でプロジェクトの雛形を生成する時に spec.files や spec.executable を git ls-files から生成する時に除外するファイルパスパターンの正規表現に改行が含まれてる場合を考慮して \A を使うようにしています。

[8863bfb1f4] Steven Peckins 2020-09-03 03:30:55 UTC

bundle gem でプロジェクト生成する時の bin/console ファイルのテンプレートで frozen_string_literal: true magic comment を shebang の後に移動させています。

[d6a94a0c4b] Hiroshi SHIBATA 2020-02-27 01:38:46 UTC

racc の --runtime-version オプションでの出力から Racc::Parser::Racc_Runtime_Revision と Racc::Parser::Racc_Runtime_Core_Revision_R の表示を削っています。 RCS のタグ(っていうんだっけ)による定数の削除に追随しているようです。フォーマット文字列の指示子が残ってますね。

[3da3c2747f] Hiroshi SHIBATA 2020-09-28 08:43:05 UTC

d6a94a0c4b416d4e4a5b25ab8d5482bad00f9765 の追加修正で racc --runtime-version の表示する定数を削ったのにあわせてフォーマット文字列も修正しています。

[97d1a381e1] Marc-Andre Lafortune 2020-08-14 01:50:16 UTC

標準添付ライブラリ racc で文法ルールの conflict 発生時のメッセージを強化しているようです。

[245ed57ddc] Marc-Andre Lafortune 2020-08-19 01:26:34 UTC

racc で生成するコードの yyparse で内部的なメソッドへの委譲の時にデバッグ用のフラグらしき引数が true になってたのを false に変更しています。

[f2c6a3513f] Benoit Daloze 2020-09-28 09:29:15 UTC

rubyspec の Hash#each などのメソッドでブロックに渡されるブロックパラメーターは 2要素の配列である(自動で splat しない)という仕様変更をチェックしてるテストのコメントをちょっと強調しています。

[87726143ef] Hiroshi SHIBATA 2020-09-28 09:52:26 UTC

racc の --executable オプションの指定されてた時にセットするローカル変数名が間違っていたのを修正しています。

[4de32b3556] Hiroshi SHIBATA 2020-09-28 09:53:12 UTC

racc から --runtime という未使用のオプションを削除しています。