今日は AIX や macOS でのビルド対応のためのビルドプロセスまわりに修正などがありました。
[9c31fb6114] Jeremy Evans 2021-04-09 17:44:07 UTC
Enumerator::Lazy#with_index の rdoc 用コメントにブロックが渡された時の挙動について間違って Enumerable の時の記述が書かれてたので修正しています。 [ruby-core:103336] [Bug #17789]
[ff43ecc0c1] git 2021-04-09 17:48:12 UTC
version.h の日付更新
[836da24e97] Samuel Williams 2021-04-09 21:00:05 UTC
include/ruby/fiber/scheduler.h の rb_fiber_scheduler_xxx() 系の関数宣言を RBIMPL_SYMBOL_EXPORT_BEGIN()/RBIMPL_SYMBOL_EXPORT_END() ではさんで export するようにしています。
[0a93a3f4c6] Nobuyoshi Nakada 2021-04-10 02:39:45 UTC
win32/setup.mak で生成する verconf.mk の RUBY_RELEASE_{YEAR,MONTH,DAY} などの変数を上書き定義するようにしています。
[68a6f6c4ab] Nobuyoshi Nakada 2021-04-10 02:57:45 UTC
common.mk の INSTRUBY で macOS では SDKROOT という環境変数を "/" に設定しておくようにしています。なんでだろ。
[af8ac97fcc] Nobuyoshi Nakada 2021-04-10 02:59:09 UTC
tool/rbinstall.rb の GemInstaller#ensure_writable_dir でディレクトリ名の最後には "/" を付加するようにしています。
[6c7d39aabe] Nobuyoshi Nakada 2021-04-10 03:41:36 UTC
tool/rbinstall.rb で使う UnpackedInstaller (Gem::Installer を継承)で write_default_spec メソッドを再定義して default gems の gemspec ファイルを uninstall 時に参照するための出力ファイルに追記しておくようにしています。
[3a3033c138] Nobuyoshi Nakada 2021-04-09 04:52:13 UTC
internal/bits.h で __builtin_unreachable() というコンパイラ依存の組み込み関数が直接使われてたのを UNREACHABLE_RETURN() マクロを利用するようにしています。 AIX でのビルド対応のためみたいです。 [ruby-core:103317] [Bug #17787]
[c569c298fe] Nobuyoshi Nakada 2021-04-09 05:49:30 UTC
template/Makefile.in の CPPOUTFLAG という変数の定義を COUTFLAG に委譲せず ">" と決め打ちで書いて shell によるリダイレクトを利用するようにしています。これも AIX ビルド対応みたいです。 [ruby-core:103317] [Bug #17787]
[8b7cab70eb] Nobuyoshi Nakada 2021-04-09 08:37:14 UTC
configure のコンパイラオプション -fdeclspec のチェックを RUBY_TRY_CFLAGS() から RUBY_TRY_LDFLAGS() でのチェックに変更して LDFLAGS に追加させるようにしています。これも AIX ビルド対応みたいです。 [ruby-core:103317] [Bug #17787]
[4a6c7f8696] Nobuyoshi Nakada 2021-04-09 08:51:31 UTC
configure で atomic/sync 関係の組み込み関数の存在チェックを GCC 系のコンパイラでのみ実施するようにしていたのを、常にチェックするようにしています。これも AIX ビルド対応みたいです。 [ruby-core:103317] [Bug #17787]