ruby-trunk-changes 2021-06-07 - ruby trunk changes

今日は拡張ライブラリ psych の load_file の仕様の細かな変更や Psych.safe_dump メソッドの追加などの変更がありました。

[2e97240617] Nobuyoshi Nakada 2021-06-06 13:45:37 UTC

template/prelude.c.tmpl で生成するソースコードの先頭のコメント行および空行を削るようにしているようです。

[c9af563e10] git 2021-06-06 13:45:55 UTC

version.h の日付更新

[cf92b3cc97] Nobuyoshi Nakada 2021-06-06 14:02:06 UTC

RubyVM::AbstractSyntaxTree のメソッドの ruby 実装が置かれてる ast.rb で Module の定義を RubyVM と AbstractSyntaxTree で class 文と module 文をネストさせて書いてたのを名前空間の絶対パスで module RubyVM::AbstractSyntaxTree と書くようにしています。

[ad22e88956] Utkarsh Mathur 2021-06-05 07:25:08 UTC

coverage/README の文法修正? etc の後にはピリオドがあるのが正しいらしい。

[a9d7617201] git 2021-06-07 01:23:16 UTC

version.h の日付更新

[bc126d91fe] Yusuke Endoh 2021-06-07 07:22:18 UTC

いろんなバージョンの ruby を BASERUBY として使ってビルドする GitHub Actions の workflow .github/workflows/baseruby.yml で make update-unicode の実行をしないようにしています。外部サイトの状態に依存してしまうので稀なエラーを抑制するため。

[dd765f9e60] Nobuyoshi Nakada 2021-06-07 03:19:57 UTC

appveyoryml および .travis.yml でも Unicode 関係のファイル更新をしないようにしています。どうやら unicode.org の証明書の期限切れによるエラーが起きてたみたいですね。

[430883158f] Yusuke Endoh 2021-05-17 14:09:37 UTC

拡張ライブラリ psych で Psych.load_file を unsafe_load_file の alias としていたのが重複していたのを削除しています。また Psych.load_file も alias の定義は削除して独立したメソッド定義を追加して File.open で開いて Psych.load に渡すようにしています。 load と safe_load には挙動に少し違いがあったので safe_load_file の alias にしているとその差が食い違ってしまうため。

[fd6225c7a9] Jean Boussier 2021-05-19 14:07:24 UTC

拡張ライブラリ psych に Psych.safe_dump というメソッドを追加して、任意のオブジェクトがダンプされないように JSON に一般にエンコード可能なクラスのオブジェクトのみ受け付けて YAML を生成することができるようにしているようです。つまりこれで dump されたものなら安全に load できるってことですね(循環参照の問題はあるかもしれないけど)。