ruby-trunk-changes 2022-08-25

今日は主に YJIT のデバッグ用のオプション --yjit-dump-iseqs の追加などがありました。

[b4be3c00c5] Noah Gibbs 2022-07-28 15:45:08 UTC

YJIT のオプションに --yjit-dump-iseqs というのを追加して指定したメソッドの YJIT によるコンパイル次のアセンブリの内容を表示するようにしているようです。

[fa9f4d387c] git 2022-08-24 17:43:03 UTC

version.h の日付更新

[28a3434634] Aaron Patterson 2022-08-23 20:23:40 UTC

ractor_lock_self() および ractor_unlock_self() で cr->sync.locked_by についての VM_ASSERT() によるチェックを RACTOR_CHECK_MODE が 1以上に指定してビルドされた時だけ実施するようにしています。このチェック内容が 32bit 環境では無意味な 32bit のシフトを含んでいるとのことで VALUE が 64bit ある環境でないと RACTOR_CHECK_MODE が真(つまり 1)にならないようにしています。

[f5f81bb777] Jeremy Evans 2022-08-24 21:15:41 UTC

Module#instance_method の rdoc 用コメントに引数に false を指定して継承したメソッドは出さないようにしても private/protected/public などで可視性を変更したメソッドや alias したメソッドはそのクラスの method entry ができるので取得されるというのを明記しています。