ruby-trunk-changes 2023-10-10 - ruby trunk changes

今日も主に parser まわりのリファクタリングなどがありました。

[f44cee9048] Jacopo 2023-09-26 08:13:31 UTC

bundler のテストで子プロセス起動時の RUBYOPT 環境変数から重複したオプションを消すようにしているようです。

[6c952ac600] Jun Aruga 2023-10-09 15:05:51 UTC

doc/contributing/testing_ruby.md に s390x 環境でのテストに問題があった時に環境変数 DFLTCC=0 をセットするようにする推奨を追記しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/8589

[ceec988f2e] Nobuyoshi Nakada 2023-10-09 10:58:14 UTC

拡張ライブラリ ripper で parse.y のソースコードから抜き出すための正規表現で構造体のメンバー参照の記法も受付けるように拡張しているようです。

[4c00ab7fd6] Nobuyoshi Nakada 2023-10-09 08:32:44 UTC

parse.y で構造体 rb_node_def_temp_t のメンバーを ripper 向けと本体向けで変更しているのと、ネストした構造体の save というメンバーを追加しています。 ceec988f2ebb22ada1c132ddcd64c38501748dc0 の対応はこのリファクタリングに追随するためだったみたいですね。

[a8d71535ff] Nobuyoshi Nakada 2023-10-09 13:57:21 UTC

AST の node の種類 NODE_DEFN と NODE_DEFS の作成時に NEW_DEFN() や NEW_DEFS() といったマクロで生成するのをやめて確保済みの NODE を再利用? するようにしているようです。ID の番号の変化で typeprof のテストが失敗していたのを修正するためみたいです。