今日は主にキーワード引数に Hash を展開して渡す記法に **nil のように nil を渡すのも受付けるようにする仕様変更や IO::Buffer のサイズ 0 で作成するのを許容する変更などがありました。
[0610f555ea] Nobuyoshi Nakada 2024-01-14 08:55:11 UTC
各所の関数の引数や構造体メンバーの型などで rb_parser_config_t に const 修飾子を追加しています。
[338eb0065b] NAITOH Jun 2024-01-12 21:22:32 UTC
拡張ライブラリ strscan で String#scan に渡された正規表現でマッチしない場合のある部分に capture の指定があった時にそこに対応する結果に空文字列ではなくて nil を返すようにしています。 https://github.com/ruby/strscan/issues/70 https://github.com/ruby/strscan/pull/72
[772413245f] Nobuyoshi Nakada 2024-01-14 08:53:22 UTC
template/Makefile.in の C のシンボルが意図せず公開されていないかのチェックのためのターゲット test-leaked-globals で拡張ライブラリが静的リンクされている時には過剰に検出してしまうのでスキップするようにしているようです。
[5c823aa686] Jeremy Evans 2024-01-14 19:41:02 UTC
メソッド呼び出し時にキーワード引数に Hash を展開して渡す記法 m(**kwargs) に nil を渡すのも許容するように仕様変更しています。 [ruby-core:115736] [Bug #20064]
[c5cf4d4e12] Samuel Williams 2024-01-14 21:47:13 UTC
IO::Buffer にサイズを 0 で作成しても例外にせず許容するように仕様変更しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/9532 [ruby-core:108697] [Bug #18805] [ruby-core:112947] [Bug #19542]
[dde21a7967] Nobuyoshi Nakada 2024-01-14 14:44:18 UTC
Hash のサイズが小さい時の array 実装時の関数で VALUE 型でとりまわしていた変数を明示的に st_data_t にキャストするようにしています。
[9c3299896e] "dependabot[bot]" 2024-01-15 02:42:28 UTC
GitHub Actions の workflows で利用している actions/upload-artifact アクションのバージョンを更新しています。
